到達目標
(1)道路構造令の改正点を理解した上で,舗装計画交通量や立地・気象条件に応じた舗装の種類,構成材料,設計手順,施工方法や補修方法を性能規定の概念にもとづいて解説できること.
(2)舗装のライフサイクルの定義およびそれによる経済効果との関連を説明できること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
舗装の種類,性能,構成および路床の施工法に関する事項 | 舗装の新設から維持・修繕を経て打ち換えにいたる過程を説明できる. | アスファルト舗装やコンクリート舗装の断面構成,使用材料,特徴を説明できる. | アスファルト舗装の性能指標を理解していない. |
表層・基層の舗装材料および路盤の築造材料に関する事項 | アスファルト混合物の種類や路盤材料ごとの等値換算係数を説明できる. | アスファルト混合物および上層,下層路盤材料の品質を説明できる. | 路盤を上層,下層の二層構造とする根拠を理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 RB2
説明
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JABEE JB3
説明
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教育方法等
概要:
道路構造令の改正にともなう性能指標の考え方や舗装設計の基本を習得するとともに,舗装を構成するアスファルト混合物,コンクリート版,路盤材料の品質規格・等値換算係数,構築路床の工法について学習する.
授業の進め方・方法:
講義は,自作教材(OHPシート)を用いた解説を主体とする.1つの章が終わるごとに『復習』を行う.後期期末試験は『復習』で確認した重要な事柄の中から出題する.中間試験は実施せず,中間確認を充当する.
注意点:
【学習・教育目標】
本科(準学士課程):RB2(◎)
環境生産システム工学プログラム:JB3(◎)
【関連科目】
建設材料学(本科3学年),都市交通工学(本科4学年),建設複合材料(本科5学年),建設構造・材料学(専攻科・環境システム工学専攻1学年)
【評価方法】
成績は,後期期末試験の得点をもって評価する.
【評価基準】
成績60点以上.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの内容を理解する.
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2週 |
性能指標 (その1) |
道路の設計速度,車線数,車線幅員の標準値を理解する.
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3週 |
性能指標 (その2) |
疲労破壊輪数,塑性変形輪数の基準値と測定方法を理解する.
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4週 |
性能指標 (その3) |
路面の平たん性,雨水等の浸透水量の基準値と測定方法を理解する. 【復習①】
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5週 |
舗装設計の基本 (その1) |
路面設計と構造設計との違いおよび舗装の構成について理解する.
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6週 |
舗装設計の基本 (その2) |
表層,基層,コンクリート版の機能および施工上の留意事項について理解する.
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7週 |
舗装設計の基本 (その3) |
路盤,構築路床の機能および施工上の留意事項,設計に組み入れる要素を理解する. 【復習②】
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8週 |
中間確認 |
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4thQ |
9週 |
舗装材料 (その1) |
アスファルト混合物の種類,特性と使用箇所について理解する.
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10週 |
舗装材料 (その2) |
コンクリート版の種類および特徴を理解する.
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11週 |
舗装材料 (その3) |
路盤材料の種類,品質規格および等値換算係数を理解する. 【復習③】
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12週 |
構築路床 (その1) |
工法の種類と特徴について理解する.
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13週 |
構築路床 (その2) |
施工上の留意事項や安定材の設計添加率について理解する.
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14週 |
構築路床 (その3) |
路床(原地盤)の評価および路床の設計手順について理解する. 【復習④】
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15週 |
学期末試験 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 100% | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 50 |
専門的能力 | 50 | 50 |