地盤防災工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 地盤防災工学
科目番号 0190 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 「地盤工学」澤他(森北出版)
担当教員 辻子 裕二

到達目標

地盤に関する災害,その他の自然災害等について理解し,社会における防災・減災に寄与することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地盤に関する災害,その他の自然災害等について理解し,社会における防災・減災技術を提案することができる.地盤に関する災害,その他の自然災害等について理解し,社会における防災・減災技術を説明することができる.地盤に関する災害,その他の自然災害等及び社会における防災・減災業技術について十分に説明できない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国民の生命,財産を脅かす各種災害は自然災害によるほか,人為的原因による災害も多い.特に生活,資産活動の土台にあたる地盤がもたらす災害は多岐にわたっている.これらの地盤に関する災害のうちから,主要な災害について,発生のメカニズムを学ぶことによって災害の防止に役立てるよう,その基礎知識・技術を教授する.
授業の進め方・方法:
地盤工学Ⅰおよび地盤工学Ⅱの内容を振り返りながら講義を進める.座学を中心とした講義になるが,適宜プリントを配布して理解度を深める.授業外学修のための課題(予習復習,授業内容に関する調査・考察)を課す.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
地盤工学Ⅰ,Ⅱとの関連
2週 土砂災害と対策
(概要)
3週 土砂災害と対策
(概要)
4週 土砂災害と対策
(安定解析と安全率)
5週 土砂災害と対策
(長大斜面の安定解析)
6週 土砂災害と対策
(フェレニウス法)
7週 土砂災害と対策
(地震荷重)
8週 中間確認(試験) 飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。
2ndQ
9週 総合演習
役割分担等
10週 テーマ①
ハザード:巨大地震・津波
(首都直下地震)
11週 テーマ②
ハザード:巨大地震・津波
(南海トラフ地震)
12週 テーマ③
ハザード:火山噴火
(白山噴火)
13週 テーマ④
ハザード:スーパー台風
14週 テーマ⑤
ハザード:原子力災害
15週 これからの防災教育
これからの防災技術
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。
16週 まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤液状化について説明できる。6
半無限斜面の安定解析や円弧すべり面による安定解析ができる。5前8
円弧すべり面による安定解析について説明できる。5前8
斜面防災について理解している。5前8
斜面防災について説明できる。5前8
飽和砂の液状化メカニズムを説明できる。6前15
地盤改良工法や液状化対策工法について、説明できる。6前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000