日本語Ⅳ

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語Ⅳ
科目番号 0195 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『留学生のためのここが大切文章表現のルール』スリーエーネットワーク、日本語を話そう(面接編)その他プリント教材
担当教員 市村 葉子

到達目標

(1)日本語の文法・語彙を理解し、正しい文章作成ができる。
(2)敬語を理解し、相手や場に相応しいコミュニケーションができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文章作成学習した文法・語彙を適切に用いて読み手を意識した文章作成ができる。学習したぶ峰・語彙を用いて正しく文章作成ができる。学習した文法・語彙を文章作成に活かすことができない。
コミュニケーション能力相手・場に応じて適切かつ十分にコミュニケーションができる。相手・場に応じて適切にコミュニケーションができる。相手・場に相応しいコミュニケーションができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.新聞記事を読むことで時事問題を理解する。
2.正しい文章表現のルールを身につける。
3.就職活動・編入試験を見据えて、適切に自己表現できる力を育成する。
授業の進め方・方法:
1.授業の初めに新聞記事を読み、ディスカッションをする。
2.テキストの問題を解きながら、間違いやすい表現を知り、今後の文章作成に活かす。
3.「自己PR」「夢」をテーマに自由に話し合った後、それを踏まえて面接でどのように表現するかを学ぶ。
注意点:
授業には必ずテキスト・辞書を携帯すること。
演習形式で授業を行うため、積極的な姿勢が求められる。
課題は提出期限を守ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/1課 助詞の使い方

授業の進め方、自習の仕方、諸注意などを理解する。/適切な助詞の使い方を学ぶ。
2週 2課 言葉の形の使い分け/自己PR①
適切な接続形、時間表現を学ぶ。/自己PRのメモを作成する。
3週 3課 自動詞・他動詞・受け身/自己PR②
自動詞・他動詞と受け身のルールを学ぶ。/メモを基に自己PRの作文を書く。
4週 4課 呼応/将来の夢①
副詞、主語との呼応を学ぶ。/将来の夢についてのメモを作成する。
5週 5課 文末表現の調整/将来の夢②/模擬面接①
適切な文末表現を学ぶ。/メモを基に将来の夢の作文を書く。
6週 7課 漢字の選択と誤変換/敬語①/模擬面接②
似ている漢字・同音異義語を学ぶ。/日本語の敬語について学ぶ。
7週 8課 カタカナの使い方/敬語②/模擬面接③
カタカナを使う効果、表記のルールを学ぶ。/敬語を適切に使って話ができる。
8週 中間試験 これまでの学習をまとめ、表現する。
2ndQ
9週 中間試験解説
試験結果をもとに、これまでの復習と今後の課題発見を行う。
10週 9課 読点の打ち方/意見文① 読みやすさを意識して、適切に句読点を使用する。/与えられたテーマに関してメモを作成する。
11週 10課 書き言葉らしさ/意見文② 書き言葉と話し言葉を正しく区別する。/メモを基に作文を書く。
12週 13課 文の長さと読みやすさ/肯定・否定の意見①
読みやすさを意識して文章を作成する。/与えられたトピックに対し、肯定側・否定側の意見をメモする。
13週 14課 指示詞による文の接続/肯定・否定の意見②
ソ系・コ系・ア系の違いを学び、文章作成に使用する。/肯定側・否定側の意見をまとめる。
14週 15課 接続詞と文章の構成/ディスカッション 順接・逆接などの接続詞を学ぶ。/肯定側・否定側それぞれの立場にたって、ディスカッションする。
15週 期末試験解説 試験結果をもとに、これまでの復習と今後の課題発見を行う。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3

評価割合

試験課題ポートフォリオ合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力000
分野横断的能力0000