英語Ⅰ(F5)

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語Ⅰ(F5)
科目番号 0035 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 1年混合学級(一般教育科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 "Fundamental Science in English I"(成美堂)『データベース4500完成英単語・熟語』(桐原書店)『Mr. Evineの中学英文法を修了するドリル』(アルク)
担当教員 木下 若奈

到達目標

(1) 平易な英語で書かれた理系英語文章を読み、その概要を把握し、必要な情報を読み取ること。
(2) 日常生活や身近な話題、理系の話題に関して、英語で簡単に表現すること。
(3) 高等学校初級程度の英文法、語法に加え、初歩的な理系の表現を習得すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1辞書や文法等を活用しながら、与えられた全ての英文を読み、そのほとんどの内容について理解することができる。辞書や文法等を活用しながら、与えられたほとんどの英文を読み、その内容について大体理解することができる。辞書や文法等を活用しても、読むことが困難な英文が多く、その内容についてもほとんど理解することができていない。
評価項目2辞書や文法等を活用しながら、与えられた全ての話題について、まとまりのある内容を、適切な英語で表現することができる。辞書や文法等を活用しながら、与えられたほとんどの話題について、まとまりのある内容を一通り表現することができる。辞書や文法等を活用しても、与えられた話題について、ほとんど表現することができていない。
評価項目3与えられた課題を全て期限内に取り組み、その内容について8割以上の習得が見られる。与えられた課題のほとんどに取り組み、その内容について6割以上の習得が見られる。与えられた課題に取り組めていないものが多く、その内容について6割未満の習得である。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RC1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
(1)初歩的な理系英文を読んだり聴いたりし、その内容を理解した上で、その概要を英語で簡単に表現できることを目指す。(2)理系の基礎的な語彙や表現に触れることで、理工英語の基礎力を養うことを目指す。(3)多様な課題に取り組むことで、計画を立てて学習する力を養うと同時に、授業外での学習時間の確保、資格試験対策を行うことを目指す。
授業の進め方・方法:
授業では四技能(スピーキング、ライティング、リスニング、リーディング)を養う活動を多く取り入れながら、知識の取得と運用能力の向上を目指す。また、語彙テストや各種課題を設定したり、英語の基礎的な学習法を適宜紹介したりしながら、授業外での学習を促す。
注意点:
評価方法:100点満点で評価する。前期成績と後期成績の平均点で、60点以上を合格とする。各学期の成績は、定期試験(50%)、その他(小テスト・単語テスト・課題・プレゼン等)(50%)で評価する。
評価基準:100点満点中60点以上で合格とする。
備考:学年末の特別課題等は原則として行わない。ただし、各中間試験・期末試験について、状況に応じて再試験をする場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
高専での英語学習について
数字・単位・数式
高専での英語の学習方法について知る。数字・単位・数式の英語表現について理解する
2週 数字・単位・数式 数字・単位・数式の英語表現について理解する
3週 FSE Unit 1-1, 1-2 addition, subtraction
疑問文の語順
足し算・引き算に関する英文を読んで理解したり表出したりする。疑問文の語順(How many, How much)について理解し、関連した英文を表出する。
4週 FSE Unit 1-3, 1-4 multiplication, division
不定詞の三用法
掛け算・割り算に関する英文を読んで理解したり表出したりする。to不定詞の三用法について理解し、関連した英文を表出する。
5週 FSE Unit 1 復習
『中学英文法を修了するドリル』現在分詞と過去分詞
現在分詞と過去分詞の用法について理解し、関連した英文を表出する(1)
6週 『中学英文法を修了するドリル』現在分詞と過去分詞 現在分詞と過去分詞の用法について理解し、関連した英文を表出する(2)
7週 Unit 1および既習文法事項の復習 疑問文の語順、to不定詞の三用法、現在分詞と過去分詞の用法についての理解を確認し深める。四則計算に関連した英文を読み返し、関連した語彙やキーフレーズの確認をし理解を深める。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 FSE Unit 2-1, 2-2 polygons, area
関係代名詞の用法
多角形・面積の求め方に関する英文を読んで理解したり表出したりする。関係代名詞(主格・所有格・目的格)について理解し、関連した英文を表出する。
10週 FSE Unit 2-3, 2-4 circle, space figures
関係代名詞(非制限用法)
倍数表現
円・空間図形に関する英文を読んで理解したり表出したりする。倍数表現や関係代名詞の非制限用法について理解し、関連した英文を表出する。
11週 FSE Unit 2-5, volume, Unit 2 復習
分数を使った表現
図形の体積の求め方に関する英文を読んで理解したり表出したりする。分数を使った表現について理解し、関連した英文を表出する。
12週 『中学英文法を修了するドリル』関係代名詞主格と目的格 関係代名詞の主格・目的格の用法についての理解を確認し深める。
13週 『中学英文法を修了するドリル』関係代名詞所有格 関係代名詞の所有格の用法についての理解を確認し深める。
14週 Unit 2および既習文法事項の復習 関係代名詞・倍数表現・分数表現についての理解を確認し深める。図形に関連した英文を読み返し、関連した語彙やキーフレーズの確認をし理解を深める。
15週 前期期末試験
16週 前期期末試験返却・解説 試験返却を通して既習事項の理解を深める。
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション
前期の復習
後期の英語の授業の進め方について確認する。前期の学習内容の復習をする
2週 FSE Unit 3-1, 3-2 atoms and molecules, boiling point and melting point
結果を表すto不定詞
前置詞+関係代名詞
原子と分子、融点と沸点に関する英文を読んで理解したり表出したりする。結果を表すto不定詞や前置詞+関係代名詞について理解し、関連した英文を表出する。
3週 FSE Unit 3-3 temperature and volume, Unit 3 復習
間接疑問文・比較表現
物質の温度と体積の関係に関する英文を読んで理解したり表出したりする。間接疑問文および比較表現について理解し、関連した英文を表出する。
4週 FSE Unit 3 復習
『中学英文法を修了するドリル』現在完了形
現在完了形の三用法について理解し、関連した英文を表出する
5週 『中学英文法を修了するドリル』現在完了形 現在完了形の三用法について理解し、関連した英文を表出する
6週 『中学英文法を修了するドリル』現在完了形の復習 現在完了形の三用法についての理解を確認し深める。
7週 Unit 3および既習文法事項の復習 結果を表すto不定詞、前置詞+関係代名詞、間接疑問文、比較表現、現在完了形などについて理解を確認し深める。物質の状態変化に関する英文を読み返し、関連した語彙やキーフレーズの理解度を確認する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 FSE Unit 4-1, 4-2 coordinates, graphs of linear equations
関係副詞where
助動詞が入った受動態
座標、一次関数に関する英文を読み、理解したり表出したりする。関係副詞whereの用法や助動詞が入った受動態について理解し、関連した英文を表出する。
10週 FSE Unit 4-3 quadratic equations
both A and B
not A nor B
二次関数に関する英文を読み、理解したり表出したりする。both A and Bやnot A or Bの用法について理解し、関連した英文を表出する。
11週 FSE Unit 4 文法事項の復習(関係副詞) 関係副詞 whereや前置詞+関係代名詞と関係代名詞の用法について理解を深める。
12週 FSE Unit 4 Let's try 1
英語での関数問題演習
関数に関する数学の問題を英文で読み、答えを表出する。
13週 FSE Unit 4 Let's try 2
英語での関数問題演習
関数に関する数学の問題を英文で読み、答えを表出する。自身で簡単な問題を作成し、表出する。
14週 Unit 4および既習文法事項の復習 関係副詞where、助動詞+受動態などについて再度復習し理解を深める。関数に関する英文を読み返し、関連する語彙やキーフレーズの理解を深める。
15週 後期期末試験
16週 後期期末試験返却・解説 試験返却を通して既習事項の理解を深める。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,後1,後2,後3,後9,後10,後11,後12,後13
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後12,後13
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後12,後13
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後12,後13
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後12,後13
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後12,後13
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後12,後13

評価割合

試験小テスト・単語テスト・課題等合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100
専門的能力000