歴史(F2)

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史(F2)
科目番号 0047 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 1年混合学級(一般教育科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 手嶋 泰伸

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1授業内容を正しく記載したうえで、その論理展開にも工夫がみられる。授業内容を正しくレポートに記載することができる。授業内容を正しくレポートに記載することができない。
評価項目2他者の意見を適切に把握したうえで、合理的かつ建設的な意見を述べることができる。他者の意見を適切に把握することができる。議論に主体的に参加することができない。
評価項目3適切に調査方法を選択したうえで、適切なまとめを行なうことができる。適切に調査方法を選択して、レポートを提出することができる。適切な調査方法の選択と、それによる調査内容のまとめができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会的な諸問題を主体的に解決できる技術者となるために、現在の日本社会の諸問題を歴史的に認識できるようになる。特に、日本の近代化及び近代性の特徴を理解し、それらがどのように現在の社会の諸問題を形作っているのかについて、歴史的に説明できるようになる。
授業の進め方・方法:
 近現代の日本の政治・経済・外交を概観し、そのうえで現在の日本社会を歴史的に解説する。
 授業は一定程度の時期ごとに、分野別に概説する。前期は戦前・戦中期を、後期は戦後期を扱う。なお、授業は毎時間配布されるプリントで行う。教科書は予習・復習に用いること。
注意点:
定期試験は行わず、課題で評価する。すべての課題を提出しなければ合格とはならない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス 高専で学ぶ歴史
2週 江戸幕府の終焉 明治維新期の政治経済政策の背景が理解できる
3週 明治維新の政治・経済政策 日本における資本主義や産業の発展過程や特徴が理解できる
4週 立憲政治の開始 近代日本の政治体制の特質について理解できる
5週 日清・日露戦争 政党政治の発展過程について理解できる
6週 不平等条約の改正/韓国併合 明治期の国際関係について理解できる
7週 日本の産業革命 日本における資本主義や産業の発展過程や特徴理解できる
8週 前期中間まとめ 日本の近代化の始まり
2ndQ
9週 第1次世界大戦と国際協調の時代 今日の国際的な政治の仕組みの背景が理解できる
10週 日中戦争まで 今日の国際的な政治の仕組みの背景が理解できる
11週 日中戦争から敗戦まで 今日の国際的な政治の仕組みの背景が理解できる
12週 歴史で議論をする 歴史で議論が実践できる
13週 ドキュメンタリーの鑑賞法 ドキュメンタリーを鑑賞することができる
14週 読書による自学自習法 要約を行うことができる
15週 近代日本の意味
16週
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス 「現在」への道のり
2週 占領期の政治 戦後期の政治の背景について理解できる
3週 日本国憲法体制と55年体制 現代の政治状況生成の歴史的背景を理解できる
4週 自民党による国家意思決定システム 現代の政治状況生成の歴史的背景を理解できる
5週 自民党政権の安定 現代の政治状況生成の歴史的背景を理解できる
6週 高度経済成長 現代の経済状況生成の背景を理解できる
政府の経済政策が歴史に及ぼした影響を理解できる
環境問題が生じることになる経緯を位階できる
7週 自民党政権の動揺と55年体制の崩壊 現代の政治状況生成の歴史的背景を理解できる
8週 後期中間まとめ 現代社会のしくみ
4thQ
9週 1990年代以降の特徴~バブル崩壊/情報通信技術の発達とグローバル化~ 現代の経済状況生成の背景を理解できる
政府の経済政策が歴史に及ぼした影響を理解できる
地球的な経済格差の生じた経緯を理解できる
10週 政権の流動化と国内改革の時代 グローバルな時代における政治・経済の取り組みを理解できる
11週 近年の政治・経済状況 グローバルな時代における政治・経済の取り組みを理解できる
12週 英語による歴史学学習法① 英語による歴史学習方法を理解できる
13週 英語による歴史学学習法② 英語による歴史学習方法を理解できる
14週 「現在」を歴史的に考える
15週 歴史と人文社会科学の意味
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。4前3,前7
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。4前7
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。4前7
公民資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。4前3,後6,後9
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。4後3,後4,後5,後6,後7,後9
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。4前7,後9
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。4前7
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。4前9,前10,前11,後9,後10,後11
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。4後6,後9,後10,後11
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。4後9,後10,後11

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力00000100100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000