地理Ⅱ(F2)

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 地理Ⅱ(F2)
科目番号 0057 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 1年混合学級(一般教育科目) 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 地学(数研出版)
担当教員 岡本 拓夫

到達目標

電磁気圏、大気圏、水圏、地球の内部構造の概要が理解でき、それぞれの圏での自然現象が物理的に説明できることを知る(物理学の知識が使用されていることを知る)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目14圏の構造の概要を理解4圏の存在を知る4圏の意味が分からない
評価項目2各圏の現象の概要を理解気象、海象、地震現象を知る。各圏での現象の存在が分からない
評価項目3各現象の予測の概要を知る予測の意味予測が分からない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 RA1 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 RB1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
地球には電磁気圏、大気圏、水圏、内部領域が存在し、それぞれに特徴的な構造、現象が存在する。各圏の構造、現象の概要を知るとともに、我々が住んでいる地上へのかかわりを知る。
授業の進め方・方法:
高校の地学の教科書を用い、物理の教科で取り扱っている物理量と関係付けながら、授業を進めていく。最新の自然災害も紹介しながら、アースサイエンスの重要性を理解させる。
注意点:
各圏の物理が独立しているのではなく、関連していることに留意させる。
試験の成績(80%)、レポート(20%)、場合より追レポートもしくは追試験を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 教科の説明
太陽系
シラバスの説明
宇宙の中の太陽系を確認
2週 太陽系 太陽系の仕組みを知る
3週 地球の形と重力・地磁気 地球の形状と重力について知る
4週 重力異常と地球磁気の存在を知る
5週 地球の内部 地球の内部構造をつかむ
6週 内部の状態と地殻熱量の存在を知る
7週 プレートテクトニクス 大陸の移動、海洋底拡大、スパープルームの存在を知る
8週 地震と火山 地震現象と火山現象、及びそれらの被害について知る
4thQ
9週 変成作用と造山運動 地殻が変成を受け、造山運動をすることを知る
10週 大気の構造と運動 大気の構造と大循環を理解する
11週 気候と気象の特徴を知る
12週 海洋と海水の運動 海洋の構造と大循環を理解する
13週 大気と海洋の相互作用 水や炭素の循環について知る
14週 地表の変化 風化、運搬、堆積を理解する
15週 地球環境の変遷 地質年代と地球環境
16週 日本列島の生い立ち 日本列島の構造を知る

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
地球の内部構造を理解して、内部には何があるか説明できる。3
マグマの生成と火山活動を説明できる。3
地震の発生と断層運動について説明できる。3
地球科学を支えるプレートテクトニクスを説明できる。3
プレート境界における地震活動の特徴とそれに伴う地殻変動などについて説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力80000020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000