目的・到達目標
(1) A/D変換などの仕組みや量子化について説明ができる。
(2) 移動平均などの仕組みが説明できそれを利用したプログラムが理解できる。
(3) データ差分などの計算の意味が理解できそれを利用したプログラムが理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
A/D変換などの仕組みや量子化の理解 | A/D変換の仕組みや量子化について説明できる。 | A/D変換の仕組みや量子化について資料などを見ながら説明できる。 | A/D変換の仕組みや量子化について説明できない。 |
移動平均やデータ差分などの計算理解 | 移動平均やデータ差分などの計算について説明できる。 | 移動平均やデータ差分などの計算について資料などを見ながら説明できる。 | 移動平均やデータ差分などの計算について説明できない。 |
移動平均やデータ差分などのプログラム記述 | 移動平均やデータ差分などのプログラムを記述できる。 | 移動平均やデータ差分などのプログラムを見ながら説明できる。 | 移動平均やデータ差分などのプログラムを理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
コンピュータを用いた制御を行う際に、アナログ値の量子化や、その後のデータ処理に必要となる計算方法について学習し、簡単なプログラムを実際に動作させ、どのような特徴があるのか理解し、それらのプログラムの基本原理が理解できる。
授業の進め方と授業内容・方法:
A/D変換の仕組みや移動平均や差分計算などの解説を通しその仕組を理解する。
測定器からの入力値に対するプログラム例などを理解し、
授業外学習などでプログラムを作成しその効果を確認する
注意点:
学習教育目標:RB2(◎)
関連科目:C言語基礎(機械2年)、情報処理1(電気電子2年)、プログラミング基礎(電子情報2年)、情報科学1(物質2年)、プログラミング(環境都市2年)
学習教育目標の達成度評価方法:授業外レポートの提出状況およびその内容で50%、学期末試験の結果を50%で評価する。
学習教育目標の達成度評価基準:最終評価値が60%を越えること。(学期末試験では、成績状況に応じ追試試験を行う)
この科目は、学修単位A(15時間の授業で1単位)の科目である。(ただし、授業外学修の時間を含む。)
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容・方法 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報・制御基礎の講義の目標について |
情報・制御基礎のシラバス説明と情報技術、制御基礎技術の必要性
|
2週 |
C言語の復習 |
制御構文と実数の扱い
|
3週 |
|
授業外学習:制御構文と実数の扱いのレポート作成
|
4週 |
プログラムの標準入出力 |
標準入出力の扱い
|
5週 |
|
授業外学習:処理結果と標準入出力のレポート作成
|
6週 |
A/D変換回路 |
A/D変換と量子誤差などについて理解する。
|
7週 |
|
授業外学習:量子誤差によって発生する事象について調べる。
|
8週 |
逐次比較型・並列比較型 |
A/D変換回路の構造について理解する。
|
2ndQ |
9週 |
|
授業外学習:講義で示した以外のA/D変換法法について調べる。
|
10週 |
平滑化と移動平均 |
計測値の平滑化のための移動平均について理解する。
|
11週 |
|
授業外学習:移動平均を使ったデータ処理プログラムを作成する。
|
12週 |
加重移動平均と指数移動平均 |
加重移動平均と指数移動平均の違いを理解する。
|
13週 |
|
授業外学習:移動平均を使ったデータ処理プログラムを作成する。
|
14週 |
差分計算と変化量検知 |
データの差分を使い、変化量に応じたプログラムを理解する。
|
15週 |
|
授業外学習:指数移動平均を使ったプログラムを作成する。
|
16週 |
学期末試験問題の解説 |
情報・制御基礎を総括したテスト問題の解答とその説明を通して全体を総括する。
|
評価割合
| 試験 | 課題レポート | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
数値計算の理解 | 25 | 25 | 50 |
プログラムの作成 | 25 | 25 | 50 |