到達目標
(1) 新しく出会った課題について,問題点を発見しようとする意識を持ち,解決策を検討するためには,まずはじめに既知の事柄と未知の事柄とを識別し整理できること.
(2) 創造性豊かに発想し,自分の専門分野以外と想定される課題に対しても,多様な観点から検討・考察・具体化にに参画できること.
(3) チームでの協議および共同作業を通して,複数の解決策から最も適切なものを選択したという理由が述べられること.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標(1) | 新しく出会った課題について,問題点を発見しようとする意識を十分に持ち,解決策を検討するために,既知の事柄と未知の事柄とをしっかり識別し整理できる.
| 新しく出会った課題について,問題点を発見しようとする意識を持ち,解決策を検討するために,既知の事柄と未知の事柄とを識別し整理できる. | 新しく出会った課題について,問題点を発見しようとする意識を持つことができず,解決策を検討するために,既知の事柄と未知の事柄とを識別することや整理することができない. |
到達目標(2) | 自分の専門分野以外と想定される課題に対して,多様な観点から検討・考察・具体化にに参画できる. | 自分の専門分野以外と想定される課題に対して,検討・考察・具体化にに参画できる. | 自分の専門分野以外と想定される課題に対して,検討・考察・具体化にに参画できない. |
到達目標(3) | チームでの協議および共同作業を通して,複数の解決策から最も適切なものを選択したという理由が述べることができる. | チームでの協議および共同作業を通して,ある解決策の理由が述べることができる. | チームでの協議および共同作業を通して,ある解決策の理由が述べることができない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE JD1
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JABEE JD2
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JABEE JD3
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JABEE JD4
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教育方法等
概要:
現代社会が抱える必ずしも正解の分からない諸問題について認識し,工学的分野からのアプローチを通じて,①自ら問題点を発見しようとする意識を持ち,②課題について多様な観点から創造性を発揮して検討考察し,解決策を提案し,③チームでの協議および共同作業を通して解決法を見出すために,④他者の意見に耳を傾け、的確に理解したうえで,問題点を指摘する.⑤期限までに妥当な結果を導き,その結果を試作品やポスターによって表し,他者に対してわかりやすくプレゼンテーションが出来る.このような課程をとおして現代社会において技術者として必要なエンジニアリング・デザイン能力の重要性を認識するとともに,その基礎能力を身につける.
授業の進め方・方法:
前期は,出身学科の異なる4名程度のチームを編成し,「3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう!」のテーマのもと,作品の調査,作成,発表を行う.
後期は,出身学科の異なる4名程度のチームを編成し,「地域の課題を解決する」をテーマに実施する.3つ程度の分野からテーマを学生自身が見い出し,問題解決のアイデアを提案,具現化する.また,地域の企業や自治体,住民の方たちにもご意見をいただき,自分自身のアイデアをブラッシュアップする.課題解決と並行して,特許検索について学ぶ.
※状況に応じて一部あるいは全部を不実施あるいは遠隔での実施等に変更となることがあります.
注意点:
環境生産システム工学プログラム:JD1(○),JD2(◎),JD3(◎),JD4(◎)
関連科目:デザイン工学(専攻科共通1年)
評価方法:
・前期:「3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう!」については,グループごとの発表内容と作品(40%)と質疑の状況(10%)及びレジュメとレポート(50%)によって評価する.
・後期:発表会ごとにレポートを課し,エンジニアリング・デザインに関してを評価する.
・後期成績:「地域の課題を解決する」については、グループごとの発表内容(ポスターを含む)と作品(40%)、質疑の状況(10%)及びレポート(50%)によって評価する.(中間発表会と最終発表会の比率を4:6とする)
・学年成績:前期成績と後期成績の平均とする.
・前期(JD2)の評価方法:「3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう!」の中間発表(28%),最終発表(42%),中間レポート(12%),最終レポート(18%)の100%として100点満点とする.
・前期(JD3およびJD4)の評価方法:「3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう!」の中間発表(28%),最終発表(42%),中間レポート(12%),最終レポート(18%)の100点満点とする.
・後期(JD2,JD3,JD4)の評価方法:「地域の問題を解決する」の中間発表(28%),最終発表(42%),中間レポート(12%),最終レポート(18%)の100点満点とする.
・JD2,JD3,JD4の通年の達成度評価方法:それぞれ,前期,後期成績を平均し,100点満点で算出する.
・本教科での成果の一部あるいは全部を外部で発表した場合は,その内容に応じて,上記の前期,後期成績のそれぞれに対し,100点を上限として加点することがある.
評価基準:学年成績が60点以上で合格とする.
JD2,JD3,JD4の達成度に関しては,それぞれ60点以上で合格とする.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
シラバスの説明,全国高専デザコン2021について 授業外学習:授業内容の整理 |
課題について説明できる
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2週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループ分け,課題説明,装置,ソフトなどの操作方法の説明 ※情報処理演習室 授業外学習:課題の把握 |
課題や3Dプリンタ,CADの使用方法について説明できる.
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3週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 3Dプリンタ演習,グループワークによる課題作成準備 ※Bラボ 授業外学習:グループで課題への取り組み準備(KJ法,ブレインストーミングについて) |
課題や3Dプリンタ,CADの使用方法について説明できる.
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4週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 知財講演会(知財教育委員会:知財コーディネータによるレクチャー) 授業外学習:グループでニーズ・市場調査・知財調査 |
ニーズ・市場調査・知財調査ができる.
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5週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループでニーズ・市場調査・知財調査 授業外学習:グループ討議の結果の確認・整理 |
ニーズ・市場調査・知財調査ができる.
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6週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワークによる課題作成準備 授業外学習:グループ討議の結果の確認・整理 |
課題作成ができる.
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7週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワークによる課題作成準備 授業外学習:中間発表の準備 |
中間発表の準備ができる.
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8週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 中間発表会 授業外学習:中間発表の整理 |
課題について中間報告できる.
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2ndQ |
9週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 中間発表会 授業外学習:中間発表の整理 |
課題について中間報告できる.
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10週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワーク 授業外学習:グループ討議の結果の確認・整理 |
課題作成ができる.
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11週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワーク,最終発表会準備 授業外学習:最終発表会の準備 |
課題作成ができる.
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12週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワークグ,最終発表会準備 授業外学習:最終発表会の準備 |
課題作成ができる.
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13週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! グループワーク,最終発表会準備 授業外学習:最終発表会の準備 |
成果報告、最終報告の準備ができる.
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14週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 最終発表会 授業外学習:報告書の作成 |
成果報告、最終報告ができる.
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15週 |
3Dプリンタを利用してアイテムを開発し全国高専デザコン2021に出場しよう! 最終発表会 授業外学習:報告書作成 |
成果報告、最終報告ができる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
「地域の課題を解決する」 ガイダンス,講義,分野選択 |
「地域の課題を解決する」のテーマについて説明できる.
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2週 |
「地域の課題を解決する」 特許検索(知財教育委員会:弁理士によるレクチャー) |
特許検索について学ぶ.
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3週 |
「地域の課題を解決する」 特許検索 |
特許検索について学ぶ.
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4週 |
「地域の課題を解決する」 企業調査1 |
「地域の課題を解決する」に関し企業調査できる
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5週 |
「地域の課題を解決する」 企業調査2 |
「地域の課題を解決する」に関し企業調査できる
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6週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク アイデア討議 |
中間発表の準備ができる.
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7週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク アイデア討議,中間報告の準備 |
中間発表の準備ができる.
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8週 |
「地域の課題を解決する」 中間発表1 |
中間発表できる.
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4thQ |
9週 |
「地域の課題を解決する」 中間発表2 |
中間発表できる.
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10週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク アイデア修正,調査 |
課題のアイデア修正、調査ができる.中間発表での指摘事項を整理し、レポートが作成できる.
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11週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク アイデア修正,討議 |
課題のアイデア修正、討議ができる.
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12週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク 最終報告準備1 |
課題の最終報告準備ができる.
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13週 |
「地域の課題を解決する」 グループワーク 最終報告準備2 |
課題の最終報告準備ができる.
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14週 |
「地域の課題を解決する」 最終報告会1 |
課題の最終報告ができる.
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15週 |
「地域の課題を解決する」 最終報告会2 |
課題の最終報告ができる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題・レポート | 発表 | 合計 |
総合評価割合 | 64 | 36 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 64 | 36 | 100 |