生産システム工学実験Ⅱ(E)

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 生産システム工学実験Ⅱ(E)
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 後期:6
教科書/教材 担当教員作成のテキスト
担当教員 佐藤 匡,濱住 啓之

到達目標

(1) 与えられた実験・演習課題の工学的意義を理解し,提示された方法を計画・実行することにより,定められた期限までに妥当な結果を導けること.
(2) 数学や情報処理の知識・技術を用いて,実験または数値シミュレーションの結果を統計的に処理できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験目的・方法の理解与えられた課題の工学的意義を理解し,実験目的や方法について理解し,説明できる。与えられた課題の実験目的や方法について理解できる。与えられた課題の実験目的や方法について理解できない
実験の実施および結果の処理安全に注意を払いながら正しい手段で主体的に実験を遂行でき、実験の結果を適切な手法で処理できる。安全に注意を払いながら実験を遂行でき、実験の結果を処理できる。安全に注意を払いながら実験できず、実験結果を処理できない。
報告書作成実験により得られたデータを、他人にも分かるようにまとめ、データの解析・考察を行った上で報告書にまとめて、その内容を説明でき、また実験データより、実験方法や解析方法等の誤りを指摘できる。実験により得られたデータを、他人にも分かるようにまとめ、データの解析・考察を行った上で報告書にまとめて、その内容を説明できる。実験により得られたデータを、他人にも分かるようにまとめたり、データの解析・考察を行った上で報告書にまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE JE1 説明 閉じる
JABEE JE2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
専門分野に関する高度な課題について安全に実験を行い,正しいデータの解析方法ならびに適切な実験レポートの作成方法を指導する。
授業の進め方・方法:
概要:
専門分野に関する高度な課題について安全に実験を行い,正しいデータの解析方法ならびに適切な実験レポートの作成方法を指導する.
授業の進め方・方法:
専門分野に関する3つの課題(半期)について実験を実施する.各課題ごとに4週間にわたり,実験内容に関する概要書提出,内容説明,実験,報告書提出,ディスカッションを行う.なお,シラバスの説明時には実験全体の安全教育を行うが,各実験の最初にも,必要に応じて実験上の安全に関する基礎的な知識や技術を解説する.
注意点:
学習・教育目標:環境生産システム工学プログラム: JE1(◎), JE2(◎)
関連科目:機械工学実験 I (機械系本科4年),機械工学実験 II (機械系本科5年),生産システム工学実験 II(機械系専攻科1年)
学習教育目標(JE1)の達成の評価方法:各テーマにおいて,専門分野に関連した実験課題を計画・実行し,その実験課題の方法及び得られた結果をまとめさせて,期日までに報告書として提出させて評価する.加えて実験課題での実技によって評価する.
学習教育目標(JE2)の達成の評価方法:各テーマにおいて,専門分野に関連した実験課題によって得られた結果を,統計的に処理して,工学的現象の成り立ちを説明させた報告書によって評価する.
JE1、JE2の評価方法:3つの課題の評価点(JE1、JE2)のそれぞれの平均により評価する.
 課題1~3:評定点 = 実験の実施×0.4 (JE1) +概要書、報告書の内容×0.6 (JE2))
学習教育目標(JE1、JE2)の達成の評価基準:3つの課題のJE1、JE2の平均点が60点以上で合格とする.
科目取得の評価基準:科目全体の総合評価点が60点以上
注意点:
環境生産システム工学プログラム: JE1(◎), JE2(◎)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
ガイダンス,安全について,課題の予習
安全に関する注意を認識し,実験のテーマと進め方を理解することができる
2週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
概要書の作成・提出
課題1に関する概要書を作成し,提出することができる
3週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験1
課題1に関する実験を安全に行うことができる
4週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験2
課題1に関する実験を安全に行うことができる
5週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験3
課題1に関する実験を安全に行うことができる
6週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験4
課題1に関する実験を安全に行うことができる
7週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験報告書の作成1
課題1に関する実験報告書を作成することができる
8週 課題1
ScilabとArduinoを用いた制御のための基礎実験
実験報告書の作成2・提出
課題1に関する実験報告書を作成し,提出することができる
4thQ
9週 課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
概要書の作成・提出
課題2に関する概要書を作成し,提出することができる
10週 課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
実験1
課題2に関する実験を安全に行うことができる
11週 課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
実験2
課題2に関する実験を安全に行うことができる
12週 課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
実験3
課題2に関する実験を安全に行うことができる
13週 課課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
実験4
課題2に関する実験を安全に行うことができる
14週 課題2
ベクトルネットワークアナライザによる高周波特性測定
実験報告書の作成・提出
課題2に関する実験報告書を作成し,提出することができる
15週 まとめ 実験のまとめを行うことができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題1課題2合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000