到達目標
(1) 与えられた実験・演習課題の工学的意義を理解し,提示された方法を計画・実行することにより,定められた期限までに妥当な結果を導けること.(JE1)
(2) 数学や情報処理の知識・技術を用いて,実験または数値シミュレーションの結果を統計的に処理できること.(JE2)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標(1) | テーマの工学的意味・方法・結果が指示された様式で期限内に提出されたレポートにあり,結果に関する妥当な評価もなされている。 | テーマの工学的意味・方法・結果が期限内に提出されたレポートにある。 | 工学的意味・方法・結果のどれかがレポートにない。もしくは,期限内に提出されなかった。 |
到達目標(2) | 実験・演習の結果が,数学的情報工学的に優れた方法で,適切に数値・統計処理されて、その評価に有効に利用されている。 | 実験・演習の結果が,数値・統計処理されて、その評価に利用されている。 | 実験・演習結果の評価に不適切な数値・統計処理がされている |
学科の到達目標項目との関係
JABEE JE1
説明
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JABEE JE2
説明
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教育方法等
概要:
各テーマの担当教員から、実験、演習の内容方法について説明を受け、また、各自でも、必要な数学的知識、情報処理の方法を調査し、それらをもとに、実験・演習を実行し,データの処理・解析を行い、その妥当性を報告書にまとめる。
授業の進め方・方法:
第1テーマと第2テーマがJE1に対応し、それらの実験内容を正しく理解・実行し,実験方法及び得られたデータの処理・解析の妥当性を報告書として期日までにまとめる。
第3テーマがJE2に対応していて、その専門分野に関連した実験・演習課題において,与えられた課題を解決するために必要な数学や情報処理に関する知識と技術を理解しそれにしたがって実験・解析結果を適切に処理し.これらを報告書にまとめる。
注意点:
JE1については、実験テーマ1,2で評価する。JE2については、実験テーマ3で評価する。
環境生産システム工学プログラムの学習教育目標:JE1(◎), JE2(◎)
関連科目:電子情報工学実験Ⅳ(電情系本科5年)
学習教育目標の達成度評価方法:
JE1の評価方法:第1テーマと第2テーマにおいて,専門分野に関連した実験・演習課題を与え,それらの実験内容を正しく理解・実行し,実験方法及び得られたデータの処理・解析の妥当性を報告書として期日までにまとめ,提出させる.二つのテーマの実技の様子とレポートの内容を平均して評価する.
JE2の評価方法:第3テーマにおいて,専門分野に関連した実験・演習課題において,与えられた課題を解決するために必要な数学や情報処理に関する知識と技術を理解させ,それにしたがって実験・解析結果を適切に処理させる.これらを報告書にまとめさせ,評価する.
科目全体の評価方法:3つのテーマの評価点の平均をとる.
学習教育目標の達成度評価基準:JE1、JE2とも100点満点中60点以上で合格とする.この両方が合格の場合,本科目を合格とする.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
第1テーマ:画像処理を用いたロボット制御(担当 西) 画像処理の基礎アルゴリズム |
画像処理の基礎について理解する
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2週 |
第1テーマ:画像処理を用いたロボット制御 ネットワークプログラムの基礎 |
ネットワークプログラミングの理解
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3週 |
第1テーマ:画像処理を用いたロボット制御 ロボット制御プログラムの基礎 |
ロボットプログラム開発環境の理解
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4週 |
第1テーマ:画像処理を用いたロボット制御 画像処理に応じたロボット制御プログラム |
画像処理に応じたロボット制御プログラムの理解
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5週 |
第1テーマ:画像処理を用いたロボット制御 レポート制作 |
本実験内容を適切にまとめることができること
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6週 |
第2テーマ:コンパイラの技術と関数電卓プログラム(担当:斉藤) コンパイラ基礎技術の概要理解 |
コンパイラ基礎技術の理解
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7週 |
概要書 |
再帰下降パーサプログラムの理解
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8週 |
実験、報告1 再帰下降パーサプログラムの理解と課題 |
再帰下降パーサによる電卓プログラムの作成
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4thQ |
9週 |
実験、報告2 字句解析,構文解析ツールによる処理と課題 |
字句解析,構文解析ツールによる開発方法の理解
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10週 |
最終レポート、講評 |
字句解析,構文解析ツールによる電卓プログラムの作成とレポート作成
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11週 |
第3テーマ:GPUによる並列計算ー応用(担当:高久) |
GPU並列計算に関する復習
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12週 |
概要書 |
GPU並列計算に関する復習と計算対象についての概要を理解する。
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13週 |
実験、報告1 |
計算対象の理解に基づいてアルゴリズムおよびスレッドの内容の吟味
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14週 |
実験、報告2 |
スレッドを増やしながら,計算時間の推移のデータをとる
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15週 |
最終レポート、講評、学習のまとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 課題・レポート | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 20 |
専門的能力 | 60 | 60 |
分野横断的能力 | 20 | 20 |