電子物性工学

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子物性工学
科目番号 0013 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「電子物性」 松沢・高橋(森北出版)
担当教員 山本 幸男

到達目標

(1) 電子材料を製造したりデバイスとして応用したりする際、省資源や再利用、および循環型社会といった事柄に十分配慮している現状を学習者が正しく理解できるようになる。
(2) 幅広い応用分野における電子工学的側面に興味を持ち、積極的に周囲にアピールできるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE JB3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
半導体など各種電子材料やデバイスの分類と特性について理解する。さらにそれらが省資源やリサイクルといった地球環境保全にいかに配慮されて製造・応用されているかを十分に把握する。
授業の進め方・方法:
現在利用されている主要な電子デバイスの概要について基礎的事項も適宜復習しながら講義する。学習内容に関連する課題のレポートを課すとともにプレゼンテーションの機会を設ける。その場でお互い討論しながら理解を深める。
注意点:
環境生産システム工学プログラム: JB3(◎)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明 授業の全体像を把握する。
2週 量子の二重性、波動方程式、トンネル効果 量子の二重性、波動方程式、トンネル効果について理解する。
3週 原子内の電子配置、自由電子モデル、結晶格子、バンド構造 原子内の電子配置、自由電子モデル、結晶格子、バンド構造について理解する。
4週 確認テスト① 過去2回の講義内容について行う確認テストにより理解度の把握を行う。
5週 導体、超伝導体、半導体 導体、超伝導体、半導体について理解する。
6週 誘電体、磁性体 誘電体、磁性体について理解する。
7週 確認テスト② 過去2回の講義内容について行う確認テストにより理解度の把握を行う。
8週 真性半導体、不純物半導体、ホール効果 真性半導体、不純物半導体、ホール効果について理解する。
4thQ
9週 ダイオード、トランジスタ、MOSFET、CCD ダイオード、トランジスタ、MOSFET、CCDについて理解する。
10週 太陽電池(原理、電圧電流特性、変換効率) 太陽電池の概要(原理、電圧電流特性、変換効率)について理解する。
11週 半導体レーザー、ヘテロ接合 半導体レーザー、ヘテロ接合について理解する。
12週 省資源・再使用、循環型社会 省資源・再使用、循環型社会について理解する。
13週 課題発表および討論(1週目) 課題発表ができ、十分な討論ができる。(1週目)
14週 課題発表および討論(2週目) 課題発表ができ、十分な討論ができる。(2週目)
15週 学習のまとめ これまでの学習項目についてまとめ、理解度を把握する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合20800000100
基礎的能力0000000
専門的能力20800000100
分野横断的能力0000000