現代数学論

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 現代数学論
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 山田 哲也

到達目標

(1)フーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できる。
(2)解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1フーリエ解析を用いて、熱方程式の解をなにも見ないで構成できる。フーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できるフーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できない
評価項目2解の一意性の概念および最大値原理の意味を十分に理解している解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解している解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解していない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
様々な現象の数理モデルとして偏微分方程式はしばしば登場する。したがって、工学分野においても偏微分方程式の解析は必要不可欠である。本科目では、偏微分方程式の代表例である1次元の熱方程式について概説する。
授業の進め方・方法:
(1)基本的には講義と問題演習を織り交ぜて行う。詳細は1回目のガイダンスで説明する。なお授業では定理の証明などは深入りせず、できるだけ具体例を示しながら、定理の意味を説明することに主眼をおく。
(2)必要な教材はプリント等を配布する。
注意点:
100点満点で60点以上を合格とする。成績の算出方法は以下のとおり。
成績(100)=試験の得点率×0.9(90)+課題(10)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスおよび熱方程式の導出 熱方程式の導出方法を理解する
2週 熱方程式のディリクレ境界値問題 解を構成することができる
3週 熱方程式のディリクレ境界値問題 解を構成することができる
4週 熱方程式のディリクレ境界値問題 解の一意性と最大値原理を理解する
5週 熱方程式のディリクレ境界値問題 解の一意性と最大値原理を理解する
6週 熱方程式のディリクレ境界値問題 時刻無限大での解の振る舞いを理解する
7週 熱方程式のノイマン境界値問題 解を構成することができる
8週 熱方程式のノイマン境界値問題 解を構成することができる
4thQ
9週 熱方程式のノイマン境界値問題 解の一意性と最大値原理を理解する
10週 熱方程式のノイマン境界値問題 時刻無限大での解の振る舞いを理解する
11週 熱方程式の初期値問題 解を構成することができる
12週 熱方程式の初期値問題 解を構成することができる
13週 熱方程式の初期値問題 解の一意性と最大値原理を理解する
14週 熱方程式の初期値問題 時刻無限大での解の振る舞いを理解する
15週 期末試験 これまでの講義内容が理解されているかを問う
16週 学習のまとめ これまでの講義内容を振り返る

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000