環境都市システム工学

科目基礎情報

学校	福井工業高等専門学校	開講年度	令和04年度 (2022年度)
授業科目	環境都市システム工学
科目番号	0034	科目区分	専門 / 選択
授業形態	講義	単位の種別と単位数	学修単位: 2
開設学科	環境システム工学専攻	対象学年	専2
開設期	前期	週時間数	2
教科書/教材	村井俊治：改訂版空間情報工学，日本測量協会
担当教員	辻野 和彦,大和 裕也

到達目標

(1)構造物の設計手法について、説明できること．
(2)AUTOCADの操作方法について，説明できること．
(3)建設分野におけるUAVの活用事例を挙げて説明できること．
(4)空撮画像からオルソモザイク画像，数値表面モデルの生成までの流れを説明できること．

ルーブリック

	理想的な到達レベルの目安	標準的な到達レベルの目安	未到達レベルの目安
評価項目1	構造物の設計手法、AUTOCADの操作方法を説明できる	構造物の設計手法、AUTOCADの操作方法をある程度説明できる	構造物の設計手法、AUTOCADの操作方法を説明できない
評価項目2	建設分野におけるUAVの活用技術について説明できる	建設分野におけるUAVの活用技術についてある程度説明できる	建設分野におけるUAVの活用技術について説明できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE JB3

教育方法等

概要:

構造物をAUTOCADを用いて設計することにより実務に対応した設計能力をみにつける．構造物の設計編ではAUTOCADを活用した構造物の設計手法について学習する．
また，近年，公共工事ではi-Constructionの流れを受けてUAVを測量の道具として活用することができるようになった．新しい測量技術としてのUAVの活用，規則，求められる精度，空撮画像の活用方法について学習する．

授業の進め方・方法:

前半は，「構造物の設計編」とし，AUTOCADを使用し構造物の設計演習を行う．後半は，「空撮画像の活用編」とし，UAV（無人航空機）を用いた飛行および空撮，数値表面モデルやオルソモザイク画像の生成，地理情報システムのレイヤーとしての活用について講義・演習を行う．

注意点:

【学習・教育目標】
環境生産システム工学プログラム：JB3(◎)
【関連科目】
環境都市工学設計製図Ⅱ
【評価方法】
前半の「構造物の設計編」は，課題の内容で評価する（50%）
後半の「空撮画像の活用編」は，期末試験（30%），報告書（20%）で評価する．
【評価基準】
学年成績60点以上を合格とする．

授業計画

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	「AUTOCADでの設計編」のガイダンス	シラバスの説明
		2週	構造物の設計	AUTOCADの操作の確認
		3週	外構の作成	外構の作成①
		4週		外構の作成②
		5週	平面図の作成	平面図の作成①
		6週		平面図の作成②
		7週	まとめ
		8週	「空撮画像の活用編」のガイダンス	UAV（Unmanned Aerial Vehicle）の飛行禁止区域，飛行の方法について理解する
	2ndQ
		9週	公共測量作業規定	UAVの公共測量への活用について理解する
		10週	UAVの飛行演習	UAVの飛行と空撮の演習（１）
		11週		UAVの飛行と空撮の演習（２）
		12週	3Dモデルの生成	ポイントクラウド，地上基準点，3Dモデルの生成について理解する
		13週		オルソモザイク画像，数値表面モデルの生成について理解する
		14週	空撮画像やDSMの地理空間情報としての活用	地理情報システム(GIS)における空撮画像の活用について理解する
		15週	まとめ	空撮画像の活用編のまとめ
		16週

評価割合

	建築計画_レポート	空撮_試験	空撮_レポート	合計
総合評価割合	50	30	20	100
専門的能力	50	30	20	100