到達目標
救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋で説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋で十分に説明できる。 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋である程度説明できる。 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献の大筋での説明がほとんどできない。 |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第二次大戦後いち早く「福祉国家」体制を確立したイギリスは、救貧法の350年の歴史が物語るように、近代史を通じても福祉の最先進国であった。そのようなイギリスの経験を学ぶことが授業の目標であるが、それを通して社会福祉の将来を展望する手がかりを得ることも目指したい。
授業の進め方・方法:
西欧福祉思想の淵源を中世に求めつつ、近世における救貧法の成立から「福祉国家」の成立を展望しうる時期までのイギリスにおける社会福祉の歴史を概観する。
注意点:
初回の授業の際に伝えた「受講に際しての注意事項」を厳守すること。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション |
対抗理念としての「福祉国家」について理解できる。
|
2週 |
西欧福祉思想の淵源 |
トマス・アクィナスの極窮権について理解できる。
|
3週 |
貧民法から救貧法へ(1) |
封建制の崩壊について理解できる。
|
4週 |
貧民法から救貧法へ(2) |
資本の本源的蓄積について理解できる。
|
5週 |
エリザベス救貧法の成立と展開(1) |
16世紀末の大衆窮乏について理解できる。
|
6週 |
エリザベス救貧法の成立と展開(2) |
1601年法の内容と展開について理解できる。
|
7週 |
産業革命期の救貧法(1) |
「教区の貧民」の確定問題および労働能力者の「救済」について理解できる。
|
8週 |
産業革命期の救貧法(2) |
right to reliefをめぐる問題について理解できる。
|
4thQ |
9週 |
新救貧法の成立と展開(1) |
農業不況とスウィング一揆について理解できる。
|
10週 |
新救貧法の成立と展開(2) |
王立救貧法調査委員会の活動と1834年法の成立について理解できる。
|
11週 |
新救貧法の成立と展開(3) |
1834年法の展開について理解できる。
|
12週 |
世紀転換期の社会改革(1) |
「貧困」の発見について理解できる。
|
13週 |
世紀転換期の社会改革(2) |
1905-1909年王立救貧法調査委員会の背景と活動について理解できる。
|
14週 |
世紀転換期の社会改革(3) |
救貧法の「縮小」について理解できる。
|
15週 |
両大戦間期 |
「福祉国家」への道について理解できる。
|
16週 |
前期期末試験 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |