工業数理

科目基礎情報

学校 福井工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工業数理
科目番号 0042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 使用しない
担当教員 山田 哲也

到達目標

(1)フーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できる。
(2)解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1フーリエ解析を用いて、熱方程式の解をなにも見ないで構成できる。フーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できるフーリエ解析を用いて、熱方程式の解を構成できない
評価項目2解の一意性の概念および最大値原理の意味を十分に理解している解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解している解の一意性の概念および最大値原理の意味を理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
様々な現象の数理モデルとして偏微分方程式はしばしば登場する。したがって、工学分野においても偏微分方程式の解析は必要不可欠である。本科目では、偏微分方程式の代表例である1次元の熱方程式について概説する。
授業の進め方・方法:
(1)基本的には講義と問題演習を織り交ぜて行う。詳細は1回目のガイダンスで説明する。なお授業では定理の証明などは深入りせず、できるだけ具体例を示しながら、定理の意味を説明することに主眼をおく。
(2)必要な教材はプリント等を配布する。
注意点:
特になし

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスおよび熱方程式の導出 シラバスの説明/熱方程式の導出
2週 熱方程式のディリクレ境界値問題 解の構成(1)
3週 解の構成(2)
4週 解の一意性と最大値原理(1)
5週 解の一意性と最大値原理(2)
6週 時刻無限大での解の振る舞い
7週 熱方程式のノイマン境界値問題 解の構成(1)
8週 解の構成(2)
2ndQ
9週 解の一意性と最大値原理
10週 時刻無限大での解の振る舞い
11週 熱方程式の初期値問題 解の構成(1)
12週 解の構成(2)
13週 解の一意性と最大値原理
14週 時刻無限大での解の振る舞い
15週 学習のまとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90000010100
基礎的能力90000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000