到達目標
(1)各圏を支配している因果律が、物理を用いて説明されていることを意識できる。
(2)物理学の各分野がそれぞれ応用され、各圏の諸現象を説明する理論になっていることを理解できる。
(3)災害の発生予測は、地球物理の各分野が寄与していることを理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 気象、海洋、固体地球の因果律が分かる(気象予報士、防災士)。 | 降雨、流水、地震発生の理解 | 地球科学は物理学であることが理解できない |
評価項目2 | 地球システムの理解 | 地球には法則がある | 自然現象は偶然であると思う |
評価項目3 | 宇宙の中の地球の理解 | スターダストとしての地球 | 地球は特別であると思う |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
地球の水圏、気圏、電磁気圏、固体地球領域における現象が、物理を用いて説明されること。また、因果律を用いて、災害などが予測されることを紹介する。
授業の進め方・方法:
地球のそれぞれの圏における物理を紹介し、その物理がどのように寄与しているのか、特に固体地球物理学を中心に、講義や映像(災害の様子等)を通して説明する。
注意点:
実際の最新事例を、紹介する。
試験の成績(70%)、レポート(30%)、場合より追レポートもしくは追試験を行う。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
シラバスの説明、地球物理学への誘い (地球儀、太陽儀、気象衛星の目的などを学習しておく)
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2週 |
地球の概要 |
太陽系の中の地球 (宇宙の一般的なモデル調べておく)
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3週 |
気圏の物理 |
大気の現象(大気等) (化学における状態方程式を復習しておく)
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4週 |
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大気の現象(気象等) (物質の三態、相転移について理解しておく)
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5週 |
水圏の物理 |
海洋の現象(波浪等) (静水圧について復習しておく)
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6週 |
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海洋の現象(潮汐等)、陸水の現象(湖沼等) (万有引力、コリオリ力について復習しておく)
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7週 |
固体地球物理 |
重力、ジオイド、アイソスタシー (回転楕円体について復習しておく)
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8週 |
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地球電磁気(地磁気、地電流) (エールステッド、ファラデーの法則について復習しておく)
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2ndQ |
9週 |
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マントル対流、プレートテクトニクス (地球儀を用いて、海嶺と海溝の存在を理解しておく)
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10週 |
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地震現象(震度とマグニチュード) (大森公式を復習しておく)
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11週 |
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震源と断層運動 (行列と行列式について用語を調べておく)
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12週 |
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地震活動、地殻構造 (地球のモデル構造(:地球の概要を参)を確認しておく)
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13週 |
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火山 (火山の様式を地理の教科書で調べておく)
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14週 |
減災 |
災害とその減災に向けての試み 津波、原子力防災の講義も行う (福井県で最近発生した災害の事象を調べておく)
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15週 |
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最新の災害の紹介
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16週 |
学習のまとめ |
学習のまとめ
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 140 | 0 | 0 | 0 | 0 | 60 | 200 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
専門的能力 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |