到達目標
救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋で説明できること。
西欧や日本における児童福祉の歴史的変遷を理解し、児童福祉の意義や福祉と犯罪の関係性について大筋で説明できること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋で十分に説明できる。 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献を大筋である程度説明できる。 | 救貧法や社会諸立法などの画期的な法律の内容と展開状況、および社会福祉史・社会保障史における重要人物の業績や貢献の大筋での説明がほとんどできない。 |
評価項目2 | 西欧や日本における児童福祉の歴史的変遷を理解し、児童福祉の意義や福祉と犯罪の関係性について大筋で十分に説明できる。 | 西欧や日本における児童福祉の歴史的変遷を理解し、児童福祉の意義や福祉と犯罪の関係性について大筋である程度説明できる。 | 西欧や日本における児童福祉の歴史的変遷を理解し、児童福祉の意義や福祉と犯罪の関係性について大筋での説明がほとんどできない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
第二次大戦後いち早く「福祉国家」体制を確立したイギリスは、救貧法の350年の歴史が物語るように、近代史を通じても福祉の最先進国であった。そのようなイギリスの経験を学ぶことが授業の目標であるが、それを通して社会福祉の将来を展望する手がかりを得ることも目指したい。加えて、近年日本において立法化の進んでいる児童福祉の分野において、先進的な西欧の諸政策とその歴史的変遷を俯瞰的に見ることで、これからの日本の福祉政策を考えるきっかけを与える。
授業の進め方・方法:
西欧福祉思想の淵源を中世に求めつつ、近世における救貧法の成立から「福祉国家」の成立を展望しうる時期までのイギリスにおける社会福祉の歴史を概観する。児童福祉の分野においては、近現代の日本と西欧の比較を行いつつ、現代の日本において顕在化、深刻化しつつある、犯罪や福祉犯罪について概観する。
注意点:
初回の授業の際に伝えた「受講に際しての注意事項」を厳守すること。
評価方法:期末試験(100%)
評価基準:100点満点で60点以上を合格とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
イントロダクション |
対抗理念としての「福祉国家」について理解できる。
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2週 |
西欧福祉思想の淵源 |
トマス・アクィナスの極窮権について理解できる。
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3週 |
貧民法から救貧法へ |
封建制の崩壊および資本の本源的蓄積の意義について理解できる。
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4週 |
エリザベス救貧法の成立と展開 |
1601年法の内容と展開について理解できる。
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5週 |
産業革命期の救貧法 |
定住権、労働能力者救済策、right to reliefをめぐる問題について理解できる。
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6週 |
新救貧法の成立と展開(1) |
新救貧法成立の背景と経緯について理解できる。
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7週 |
新救貧法の成立と展開(2) |
新救貧法の展開について理解できる。
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8週 |
世紀転換期の社会改革(1) |
世紀転換期の社会改革の背景と経緯について理解できる。
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4thQ |
9週 |
世紀転換期の社会改革(2) |
救貧法の「縮小」について理解できる。
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10週 |
両大戦間期 |
「福祉国家」への道について理解できる。
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11週 |
近現代の西欧の児童福祉政策 |
西欧における児童福祉の歴史的変遷と当時の時代背景について理解できる。
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12週 |
近現代の日本の児童福祉政策 |
日本における児童福祉の歴史的変遷と当時の時代背景について理解できる。
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13週 |
福祉と犯罪 |
福祉と犯罪の関係について理解ができる。
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14週 |
青少年の福祉犯罪と少年の福祉を害する犯罪 |
少年(青少年)が加害者、または被害者となる福祉犯罪について学び、保護の目的や福祉犯罪の概要について理解できる。
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15週 |
後期期末試験 |
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16週 |
諸外国の児童福祉政策の動向と日本の課題 |
日本を含む諸外国における児童福祉に関わる立法化と諸政策を理解できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |