機械設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 機械設計製図Ⅱ
科目番号 0013 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:林洋次監修「機械製図」実教出版
担当教員 (新任教員)

到達目標

代表的な機械要素の表し方,それを通じて三角法での機械製図の描き方を学ぶ.さらに,簡単な機械製品を図面化することができる.7回の製作図を提出することで,学習・教育目標(D-1)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
製図のルールの理解製図規範に則って,その意味を理解した上で各課題となる製作図を描ける.製図規範に則って,各課題となる製作図を描ける.製図規範に則って,各課題となる製作図を描けない.
図面作成の手順の理解各課題に対して決められた期日に対して余裕を持って課題を描ける.各課題に対して決められた期日で課題を描ける.各課題に対して決められた期日で課題を描けない.
課題に適した規格の理解各課題に対して適切な規格を教科書から見つけられ、図面に反映でき、理由を説明できる.各課題に対して適切な規格を教科書から見つけられ、図面に反映できる.各課題に対して適切な規格を教科書から見つけられない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期は部品単体の図面を正しく読み,図を描く能力を身につける.後期は代表的な機械要素についてその役割を理解し,製図としての描き方を習得する.簡単な設計も試みる.
授業の進め方・方法:
課題についての説明を行った後,課題を書く.締め切りに間に合うよう課題を提出すること.また,全ての課題を提出すること.
注意点:
<成績評価>与えられた課題に対して提出された図面の内容(80%)とし,課題の提出状況と製図手法(20%)を考慮して100点満点で評価する. 全ての課題を提出し、6割以上を獲得したものをこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,担当教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は機械設計製図Ⅰ,後修科目は機械設計製図IIIとなる.
<備考>1年生で学んだ製図手法を理解しておくこと.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 部品製図についての導入,説明 基本的な製図の書き方,規格等を復習し,部品図を描ける.
2週 支持台の製作図 支持台の図面を描き,部品図の描き方を習得し,描ける.
3週 支持台の製作図 支持台の図面を描き,部品図の描き方を習得し,描ける.
4週 支持台の製作図 支持台の図面を描き,部品図の描き方を習得し,描ける.
5週 軸受フタの製作図 軸受フタを描き,断面図による図示方法を実践,習得し,描ける.
6週 軸受フタの製作図 軸受フタを描き,断面図による図示方法を実践,習得し,描ける.
7週 軸受フタの製作図 軸受フタを描き,断面図による図示方法を実践,習得し,描ける.
8週 軸受について 公差,表面形状を理解し,その図示法を知り描ける.
2ndQ
9週 軸受の製作図 軸受を描き,複数平面での断面図による図示を実践,習得し,描ける.
10週 軸受の製作図 軸受を描き,複数平面での断面図による図示を実践,習得し,描ける.
11週 軸受の製作図 軸受を描き,複数平面での断面図による図示を実践,習得し,描ける.
12週 軸受の製作図 軸受を描き,複数平面での断面図による図示を実践,習得し,描ける.
13週 やり形片口スパナの製作図 やり形片口スパナを描き,テーパ形状,複雑な形状の図面を描ける.
14週 やり形片口スパナの製作図 やり形片口スパナを描き,テーパ形状,複雑な形状の図面を描ける.
15週 やり形片口スパナの製作図 やり形片口スパナを描き,テーパ形状,複雑な形状の図面を描ける.
16週
後期
3rdQ
1週 やり形片口スパナの製作図 やり形片口スパナを描き,テーパ形状,複雑な形状の図面を描ける.
2週 ねじ,ボルト,ナットについて ねじの種類,図示法を理解する.さらにボルト,ナット,小ねじの種類と規格,図示方法を理解し,描ける.
3週 ボルト・ナット,小ねじの製作図 六角ボルトなど,ねじ部分を持つものについて三角法で図面を描き,ボルトナットなどの表し方を習得し,描ける.
4週 ボルト・ナット,小ねじの製作図 六角ボルトなど,ねじ部分を持つものについて三角法で図面を描き,ボルトナットなどの表し方を習得し,描ける.
5週 ボルト・ナット,小ねじの製作図 六角ボルトなど,ねじ部分を持つものについて三角法で図面を描き,ボルトナットなどの表し方を習得し,描ける.
6週 ボルト・ナット,小ねじの製作図 六角ボルトなど,ねじ部分を持つものについて三角法で図面を描き,ボルトナットなどの表し方を習得し,描ける.
7週 軸と軸継手,軸受について 軸およびそれに関連したキー,キー溝,フランジ形軸継手などについて,その規格と図示方法を知り,描ける.
8週 フランジ形たわみ軸継手の製作図 フランジ形たわみ軸継手を与えられた条件下で例題に従い描くことができる.
4thQ
9週 フランジ形たわみ軸継手の製作図 フランジ形たわみ軸継手を与えられた条件下で例題に従い描くことができる.
10週 フランジ形たわみ軸継手の製作図 フランジ形たわみ軸継手を与えられた条件下で例題に従い描くことができる.
11週 フランジ形たわみ軸継手の製作図 フランジ形たわみ軸継手を与えられた条件下で例題に従い描くことができる.
12週 歯車について 特に平歯車の描き方,各部の寸法を決められる.
13週 平歯車の製作図 各自異なったモジュールと歯数により各部の寸法を決めることができる.それをもとに製作図が描ける.
14週 平歯車の製作図 各自異なったモジュールと歯数により各部の寸法を決めることができる.それをもとに製作図が描ける.
15週 平歯車の製作図 各自異なったモジュールと歯数により各部の寸法を決めることができる.それをもとに製作図が描ける.
16週

評価割合

試験小テスト平常点課題図面その他合計
総合評価割合0008020100
配点0008020100