設計工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 設計工学Ⅰ
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 塚田・吉村・黒崎・柳下「機械設計法」森北出版
担当教員 花岡 大生

到達目標

機械を構成する代表的な要素を上げることができ,その働きを説明できる.また,ねじ,軸,軸受け,歯車などについて強度を中心に設計することができる.これらの内容が身につくことで,学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
機械設計機械設計の基礎について詳細に説明することができる.機械設計の基礎について説明することができる.機械設計の基礎について説明することができない.
ねじねじについて詳細に説明し,設計することができる.ねじについて説明することができる.ねじについて説明することができない.
軸および軸継手軸および軸継手について詳細に説明し,設計することができる.軸および軸継手について説明しすることができる.軸および軸継手について説明しすることができない.
軸受軸受について詳細に説明し,設計・選定することができる.軸受について説明することができる.軸受について説明しすることができない.
歯車歯車について詳細に説明し,設計することができる.歯車について説明することができる.歯車について説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

D D-1 説明 閉じる
D D-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
あらゆる機械はねじ,軸受,歯車など様々な機械要素から成立っている.本授業では機械の構成にどのような機械要素があるかを学び,それぞれの働きを理解する.さらにその機械要素を具体的に設計できるようにする.本科目は,企業で機械の設計・開発を担当していた教員が,その経験を活かし,機械設計について講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,授業毎に演習問題を課す.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>達成度試験(70%),演習(30%)の合計100点満点で(D-1),(D-2)を評価する.ただし各達成度試験の重みは同じとする.各達成度試験で43点未満の学生の希望者に対して,再度の評価(試験または課題)を行う.再度の評価の点数が,達成度試験の点数を上回った場合は,達成度試験の点数を,再度の評価の点数に訂正する.ただし,訂正する点数の上限は43点とする.達成度試験,演習の合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格とする.
<授業時間外の学修の評価> 授業で与えられる課題等で自学自習を行うこと.課題等の取り組み状況は,評価割合に示す手段に従い評価する.
<オフィスアワー>毎週水曜日 16:00~17:00,機械工学科棟2F機構設計準備室ただし,出張等で不在の場合がある.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は機構学,材料力学,工業力学,後修科目は設計工学Ⅱとなる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械設計の基礎① 機械と機械要素について説明することができる.
機械設計について説明することができる.
機械設計の手順について説明することができる.
2週 機械設計の基礎② 設計と加工について説明することができる.
設計支援技術について説明することができる.
信頼性設計について説明することができる.
3週 ねじ① ねじの基本について説明することができる.
ねじの分類と規格について説明することができる.
ねじの原理と力学について説明することができる.
4週 ねじ② おねじの太さと長さを設計することができる.
5週 ねじ③ ねじ部品について説明することができる.
ねじの緩み止めについて説明することができる.
6週 軸及び軸継手① 軸の種類と役割について説明することができる.
軸に作用する力と軸の強度を考慮して軸を設計することができる.
ねじり剛性と曲げ剛性を考慮して軸を設計することができる.
7週 軸及び軸継手② キーの種類と強度について説明することができる.
軸継手の種類と用途について説明することができる.
8週 理解度の確認 理解度の確認
2ndQ
9週 軸受① 軸受の種類と特徴について説明することができる.
すべり軸受を設計することができる.
10週 軸受② 転がり軸受について説明することができる.
転がり軸受を選定することができる.
11週 軸受③ 転がり軸受の組合わせについて説明することができる.
転がり軸受の使い方について説明することができる.
特殊軸受について説明することができる.
12週 歯車① 歯車伝動の特徴について説明することができる.
インボリュート歯車について説明することができる.
歯車列の速度伝達比について計算することができる.
13週 歯車② 転位歯車について説明することができる.
静かな歯車の工夫について説明することができる.
歯車の種類と用途について説明することができる.
14週 歯車③ 標準平歯車の強度について計算することができる.
15週 演習 基礎的な演習問題を解くことができる.
16週 前期末達成度試験 理解度の確認

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野機械設計標準規格の意義を説明できる。3
標準規格を機械設計に適用できる。3
ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途、規格を理解し、適用できる。3
ボルト・ナット結合における締め付けトルクを計算できる。3
ボルトに作用するせん断応力、接触面圧を計算できる。3
軸の種類と用途を理解し、適用できる。3
軸の強度、変形、危険速度を計算できる。3
キーの強度を計算できる。3
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。3
滑り軸受の構造と種類を説明できる。3
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。3
歯車の種類、各部の名称、歯型曲線、歯の大きさの表し方を説明できる。3
すべり率、歯の切下げ、かみあい率を説明できる。3
標準平歯車と転位歯車の違いを説明できる。3
標準平歯車について、歯の曲げ強さおよび歯面強さを計算できる。3
歯車列の速度伝達比を計算できる。3

評価割合

試験演習平常点レポートその他合計
総合評価割合7030000100
配点7030000100