到達目標
一律に与えられた課題について,適切な報告書を提出することで学習・教育目標の(D-2 )の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
3D-CADによる立体の作図 | 3D-CADで、複数の立体を組み立てて複雑なモデルを作成できる | 3D-CADで基本的な立体の作図ができる | 3D-CADで基本的な立体の作図ができない |
CADによる製図 | 材料、加工法、強度などにも考慮した製図ができる | 寸法、公差、粗さなど基本的な情報を含む製図ができる | 寸法、公差、粗さなど基本的な情報を含む製図ができない |
CAE | CAEによって複数の部品を含むモデルなどの高度な解析ができる | CAEによる応力、変位、ひずみなどの基礎的な解析ができる | CAEによる応力、変位、ひずみなどの基礎的な解析ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
3次元CAD は,機械設計の質の向上や効率化などを目的として,広く企業においても利用 されはじめている.3次元CAD の基礎的な手法を修得し,コンピュータ上で物体の3次元 形状を取り扱う能力を身に付ける.さらに,機械工学分野の知識を応用して,機械設計技 術者としての設計能力を身につける.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義と、それに沿った例題による演習で行う.
・適宜,課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<オフィスアワー>基本的には毎週火曜日16:00~17:00,機械工学科3F 計測準備室.
<先修科目・後修科目>先修科目は機械設計製図Ⅲとなる.
<備考>パーソナルコンピュータの基本操作についての知識が必要.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
3次元CADの使い方 (1) |
断面のスケッチと押し出し、押し出しカット、面取り、フィレットを使った作図ができる.
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2週 |
3次元CADの使い方 (2) |
スイープとスイープカット(直線、曲線、螺旋など)を使った作図ができる.
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3週 |
3次元CADの使い方 (3) |
ロフト、回転、回転カットを使った作図ができる.
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4週 |
3次元CADの使い方 (4) |
ミラー、パターンを使った作図ができる.
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5週 |
3次元CADの使い方 (5) |
アセンブリを使った作図ができる.
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6週 |
公差設計 |
3D-CADモデルから図面を作成でき、寸法公差を適切に与えることができる.
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7週 |
公差設計(幾何公差) |
幾何公差について理解し、図面へ適切に記入することができる.
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8週 |
公差設計(分散の加法性と公差の計算) |
分散の加法性を理解し、公差の計算を適切に行うことができる.
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2ndQ |
9週 |
機械材料 |
機械に使用する材料の特性について説明できる.
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10週 |
加工法 |
機械の製作に必要な加工法について説明できる.
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11週 |
強度設計(引張・圧縮問題) |
引張・圧縮荷重が作用する機械部品について適切に寸法形状 を定めることができる.
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12週 |
強度設計(曲げ力問題) |
曲げ力が作用する機械部品について適切に寸法形状 を定めることができる.
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13週 |
強度設計(ねじり問題) |
ねじり荷重が作用する機械部品について適切に寸法形状 を定めることができる.
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14週 |
要素設計 |
機械要素について適切に材料や寸法形状、加工法 を定めることができる.
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15週 |
信頼性設計 |
信頼性が要求される機械部品について適切に寸法形状 を定めることができる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 提出物 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |
配点 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 | 100 |