到達目標
機械を構成する代表的な要素を上げることができ,その働きを説明できる.また,ねじ,軸,軸受け,歯車などについて強度を中心に設計することができる.これらの内容が身につくことで,学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
機械設計 | 機械設計の基礎について正しく説明することができる. | 機械設計の基礎について説明することができる. | 機械設計の基礎について説明することができない. |
ねじ | ねじについて正しく説明し,設計することができる. | ねじについて説明することができる. | ねじについて説明することができない. |
軸および軸継手 | 軸および軸継手について正しく説明し,設計することができる. | 軸および軸継手について説明しすることができる. | 軸および軸継手について説明しすることができない. |
軸受 | 軸受について正しく説明し,設計・選定することができる. | 軸受について説明しすることができる. | 軸受について説明しすることができない. |
歯車 | 歯車について正しく説明し,設計することができる. | 歯車について説明することができる. | 歯車について説明することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
あらゆる機械はねじ,軸受,歯車など様々な機械要素から成立っている.本授業では機械の構成にどのような機械要素があるかを学び,それぞれの働きを理解する.さらにその機械要素を具体的に設計できるようにする.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,授業毎に演習問題を課す.
注意点:
<成績評価>達成度試験(70%),演習・小テスト(30%)の合計100点満点で(D-1),(D-2)を評価する.ただし各達成度試験の重みは同じとする.各達成度試験で43点未満の学生の希望者に対して,再度の評価(試験または課題)を行う.再度の評価の点数が,達成度試験の点数を上回った場合は,達成度試験の点数を,再度の評価の点数に訂正する.ただし,訂正する点数の上限は43点とする.達成度試験,演習・小テストの合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格とする.
<オフィスアワー>毎週木曜日 16:00~17:00,機械工学科棟2F機構設計準備室ただし,出張等で不在の場合がある.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は機構学,材料力学,工業力学,後修科目は設計工学Ⅱとなる.
<備考>本科目は学修単位科目であり,授業時間 30 時間に加えて,自学自習時間 60 時間が必要です.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
機械設計の基礎① |
機械と機械要素について説明することができる. 機械設計について説明することができる. 機械設計の手順について説明することができる.
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2週 |
機械設計の基礎② |
設計と加工について説明することができる. 設計支援技術について説明することができる. 信頼性設計について説明することができる.
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3週 |
ねじ① |
ねじの基本について説明することができる. ねじの分類と規格について説明することができる. ねじの原理と力学について説明することができる.
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4週 |
ねじ② |
おねじの太さと長さを設計することができる.
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5週 |
ねじ③ |
ねじ部品について説明することができる. ねじの緩み止めについて説明することができる.
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6週 |
軸及び軸継手① |
軸の種類と役割について説明することができる. 軸に作用する力と軸の強度を考慮して軸を設計することができる. ねじり剛性と曲げ剛性を考慮して軸を設計することができる.
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7週 |
軸及び軸継手② |
キーの種類と強度について説明することができる. 軸継手の種類と用途について説明することができる.
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8週 |
理解度の確認 |
理解度の確認
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2ndQ |
9週 |
軸受① |
軸受の種類と特徴について説明することができる. すべり軸受を設計することができる.
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10週 |
軸受② |
転がり軸受について説明することができる. 転がり軸受を選定することができる.
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11週 |
軸受③ |
転がり軸受の組合わせについて説明することができる. 転がり軸受の使い方について説明することができる. 特殊軸受について説明することができる.
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12週 |
歯車① |
歯車伝動の特徴について説明することができる. インボリュート歯車について説明することができる. 歯車列の速度伝達比について計算することができる.
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13週 |
歯車② |
転位歯車について説明することができる. 静かな歯車の工夫について説明することができる. 歯車の種類と用途について説明することができる.
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14週 |
歯車③ |
標準平歯車の強度について計算することができる.
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15週 |
前期末達成度試験 |
理解度の確認
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16週 |
振り返り |
学んだこと全般について説明することができる.
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 100 |