到達目標
熱力学の基本的な法則,理論について説明できる.特に熱力学第1法則、完全ガスの特性、完全ガスの状態変化、及び各種サイクルについて説明できることで、学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
熱力学の基礎知識 | 熱力学に関する各種の状態変化が説明でき、サイクルにおける熱効率などについて求めることができる. | 熱力学に関する各種の項目について説明できる. | 熱力学に関する各種の項目について説明できない. |
熱力学の法則 | 熱力学第一法則及び熱力学第二法則について説明し,系に当てはめることができる. | 熱力学第一法則及び熱力学第二法則について説明できる. | 熱力学第一法則及び熱力学第二法則について説明できない. |
サイクルの評価 | 各種サイクルのサイクルが説明でき,成績係数等を求められる. | 各種サイクルのサイクルが説明できる. | 各種サイクルのサイクルが説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
D D-1
説明
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D D-2
説明
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教育方法等
概要:
熱はエネルギの一形態であり,社会にとって重要な役割を持っている.熱に関する現象,理論を習得する.基本的な法則,理論を理解した上で各種熱機関,加熱・冷却,空気調和などへの適用の方法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とする.
学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.自主学習のために課題を課す.
注意点:
<成績評価>3回の試験で(D-1)および(D-2)を評価し,その合計の60%以上を取得した学生を合格とする. 定期試験の重みは,前期末試験50%,後期中間試験25%,学年末試験25%とする.
<オフィスアワー>授業のある日の16:00~17:00 機械工学科棟1F 相馬教員室(その他適宜対応をする)
<先修科目・後修科目>先修科目は工業力学、後修科目は,内燃機関,伝熱工学
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
熱力学の基礎事項 |
熱力学の基礎事項について説明できる.
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2週 |
状態量について |
状態量について説明できる.
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3週 |
閉じた系の熱力学第一法則 |
閉じた系の熱力学第一法則について説明できる.
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4週 |
熱量と比熱 |
比熱と熱量の関係について説明できる.
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5週 |
開いた系の熱力学第一法則 |
開いた系の熱力学第一法則について説明できる.
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6週 |
内部エネルギー・エンタルピー |
内部エネルギー・エンタルピーについて説明できる.
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7週 |
等温変化 |
等温変化における諸量について説明できる.
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8週 |
等積変化 |
等積変化における諸量について説明できる.
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2ndQ |
9週 |
等圧変化 |
等圧変化における諸量について説明できる.
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10週 |
断熱変化・ポリトロープ変化 |
断熱変化・ポリトロープ変化について説明できる.
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11週 |
熱力学の第二法則 |
熱力学の第二法則について説明できる.
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12週 |
カルノーサイクル(1) |
カルノーサイクルについて説明できる.
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13週 |
カルノーサイクル(2) |
カルノーサイクルの効率について説明できる.
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14週 |
エントロピー |
エントロピーの定義について説明できる.
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15週 |
固体・液体のエントロピー |
固体・液体のエントロピーについて説明できる.
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16週 |
前期中間達成度試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
理想気体のエントロピー |
理想気体のエントロピーについて説明できる.
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2週 |
有効・無効エネルギー |
有効・無効エネルギーについて説明できる.
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3週 |
エクセルギー |
エクセルギーについて説明できる.
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4週 |
エクセルギー(化学反応) |
化学変化に伴うエクセルギーの変化を説明できる.
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5週 |
ガスサイクル(1) |
オットーサイクルの熱効率を計算できる.
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6週 |
ガスサイクル(2) |
ディーゼルおよびサバテサイクルの熱効率が計算できる.
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7週 |
ブレイトンサイクル |
ブレイトンサイクルについて説明できる.
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8週 |
後期中間達成度評価 |
後期前半にて学習した内容を振り返り,自己評価する事ができる.
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4thQ |
9週 |
水の状態変化 蒸気の状態変化 |
水の状態変化がわかり,状態図を説明できる. 蒸気の状態変化を説明できる.
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10週 |
蒸気タービンサイクル(1) |
ランキンサイクルについて説明できる.
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11週 |
蒸気タービンサイクル(2) |
ランキンサイクルの熱効率について説明できる.
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12週 |
再生・ 再熱サイクル |
再生・ 再熱サイクルについて説明できる.
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13週 |
冷凍サイクル(1) |
冷凍機の原理を説明できる.
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14週 |
冷凍サイクル(2) |
逆カルノーサイクルについて説明できる.
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15週 |
冷凍サイクル(3) |
冷凍機とヒートポンプの成績係数を説明できる.
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16週 |
前期末試験達成度試験 |
後期後半にて学習した内容を振り返り,自己評価する事ができる.
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評価割合
| 前期末試験 | 後期中間試験 | 後期末試験 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 25 | 25 | 100 |
配点 | 50 | 25 | 25 | 100 |