到達目標
測定の種類や手法,誤差の原因の分類と統計学的処理について説明できること アナログ信号処理,ディジタル信号処理の目的,手法や特徴について説明できること 各種センサに関して,例を挙げて測定原理や特徴を説明できること これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
単位の次元と標準 | 組立単位と単位の次元について説明できる | 基本単位とその標準について説明できる | 基本単位とその標準について説明できない |
誤差の原因の分類と統計学的処理 | 合成標準不確かさなどを求めることができる | 平均値と標準偏差などを求めるとができる | 平均値と標準偏差などを求めるとができない |
様々な量の測定 | 様々な量の測定について応用的な説明ができる | 様々な量の測定について基本的な説明ができる | 様々な量の測定について基本的な説明ができない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械技術者として必用となる計測における単位,標準,測定値と誤差の扱い, 計測系の特性などの基礎を理解し,各種物理量の計測法の知識を習得する.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とする.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>2 回の定期試験(80%)およびレポート(20%)の合計100 点満点で (D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6 割以上を獲得した者を この科目の合格者とする.ただし,各定期試験の重みは同じとする.
<オフィスアワー>毎週火曜日16:00~17:00,機械工学科3F 計測準備室.
<先修科目・後修科目>先修科目は機械力学Ⅰ.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
単位の次元と標準 |
単位の次元と標準について説明できる.
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2週 |
確率分布関数 |
確率分布関数について説明できる.
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3週 |
有効数字、測定値の信頼度、誤差と不確かさ |
有効数字、測定値の信頼度、誤差と不確かさについて説明できる.
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4週 |
長さの測定 |
長さの測定について説明できる.
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5週 |
角度の測定 |
角度の測定について説明できる.
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6週 |
質量、ひずみ、力、トルク、圧力、密度の測定 |
質量、ひずみ、力、トルク、圧力、密度の測定について説明できる.
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7週 |
温度、熱量の測定 |
温度、熱量の測定について説明できる.
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8週 |
湿度、真空度の測定 |
湿度、真空度の測定について説明できる.
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2ndQ |
9週 |
時間の測定 |
時間の測定について説明できる.
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10週 |
速度、回転速度,振動,音の測定 |
速度、回転速度,振動,音の測定について説明できる.
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11週 |
流速、粘度の測定 |
流速、粘度の測定について説明できる.
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12週 |
光、放射線の測定 |
光、放射線の測定について説明できる.
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13週 |
電気計測、測定量の記録 (1) |
電気量の計測、測定量を検出した電気信号の記録について説明できる.
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14週 |
測定量の記録 (2) |
周波数フィルタ、ディジタル信号処理について説明できる.
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15週 |
期末到達度試験 |
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16週 |
まとめ |
学習した内容のまとめ.
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
配点 | 80 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |