到達目標
機械技術者として必要な電気工学の基礎知識を習得して,製品開発・生産技術などの現場で電気関連の内容を理解,活用できることを目的とする.主に直流・交流,磁気,静電気,電気部品(抵抗,コイル,コンデンサ)について学ぶ.これらの内容を満足することで,学習教育目標の(D-1)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 機械技術者として必要な電気工学の基礎知識を説明でき,活用できる. | 機械技術者として必要な電気工学の基礎知識を説明できる. | 機械技術者として必要な電気工学の基礎知識を説明できない. |
評価項目2 | 様々な直流回路について説明でき,計算できる. | 様々な直流回路について説明できる. | 様々な直流回路について説明できない. |
評価項目3 | 様々な交流回路について説明でき,計算できる. | 様々な交流回路について説明できる. | 様々な交流回路について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
主に直流・交流,磁気,静電気,電気部品(抵抗,コイル,コンデンサ)について学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし,適宜演習問題や課題を課す.
この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>試験(70%)およびレポート課題(30%)の合計100点満点で(D-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,電気電子工学科棟3F 柄澤教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は数学・物理系の科目全て,後修科目は論理回路,メカトロニクスⅡとなる.
<備考>三角関数,ベクトル,複素数平面,微積分の基礎が必要になる.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
直流回路(1) |
電気工学を学ぶ必要性を理解し説明できる.
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2週 |
直流回路(2) |
オームの法則やキルヒホッフの法則などについて理解できる.
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3週 |
抵抗の直列/並列接続・性質 |
抵抗の直列・並列接続において合成抵抗などを計算できる.
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4週 |
電池と電力・電力量 |
各種電池と接続方法を説明できる.ジュールの法則を理解し,電力・電力量を計算できる.
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5週 |
磁界とコイル |
磁界や電磁力,電磁誘導を説明・計算できる.コイルと各諸量を説明・計算できる.
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6週 |
電界とコンデンサ |
電界・静電力,コンデンサと各諸量を説明・計算できる.
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7週 |
交流の表し方と抵抗R交流回路(1) |
交流の各表記方法を説明できる.R交流回路の動作を説明できる.
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8週 |
交流の表し方と抵抗R交流回路(2) |
交流の各表記方法を説明できる.R交流回路の動作を説明できる.
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4thQ |
9週 |
これまでのまとめ |
これまで学習してきたことを整理し,説明できる.
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10週 |
コイルLとコンデンサC交流回路 |
LおよびC交流回路の動作を説明できる
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11週 |
RLC直列/並列回路と共振現象 |
RLC直列/並列回路を計算できる.直列/並列共振現象を説明できる.
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12週 |
交流電力 |
交流回路の電力を説明・計算できる.
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13週 |
三相交流(1) |
三相交流と結線方法を説明・計算できる.
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14週 |
三相交流(2) |
三相交流回路の電力を説明・計算できる.
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15週 |
過渡現象概論 |
過渡現象を機械系の現象と関連付けて説明できる.
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16週 |
学年末達成度試験 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
配点 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |