電気電子セミナー

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電気電子セミナー
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業時配布プリント
担当教員 宮嵜 敬,大澤 幸造,鈴木 宏,古川 万寿夫,柄澤 孝一,渡辺 誠一,春日 貴志,秋山 正弘,百瀬 成空,苅米 志帆乃

到達目標

入門的な電気電子工学に関する概要を知るとともに,電気電子工学に興味をもつ。また,電圧,電流,電力,抵抗など電気電子に関する基礎的演習問題を解くことできる。小テストや課題・レポート提出で学習・教育目標の(D-1)を達成する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 演示/体験実験やもの作りの内容について理解をし,興味を持つ演示/体験実験やもの作りの内容について良く理解をしている.とても興味を持っている演示/体験実験やもの作りの内容について理解をしている.興味を持っている演示/体験実験やもの作りの内容について理解をしていない.興味を持っていない
評価項目2 電気電子技術講義の内容について理解し,興味を持つ電気電子技術講義の内容についてよく理解している.とても興味を持っている電気電子技術講義の内容について理解している.興味を持っている電気電子技術講義の内容についてよく理解していない.興味を持っていない
評価項目3 電気基礎演習を自ら解ける電気基礎演習を8割以上解くことができる.電気基礎演習を6割以上解くことができる.電気基礎演習をを6割以上解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本学科について理解を深めることを目的に授業を行う.電気電子工学に関する様々な演示実験を見たり体験を行うこと,また電気電子工学技術の講義を聴くことにより,電気電子工学に関し興味を深める.電気基礎の授業内容に関連した基礎的演習課題を解くことにより,基礎計算力を養う.
授業の進め方・方法:
・興味付けを目的としているので実験や体験をできるだけ多く実施する.
・知識を身につけるために一部で講義形式の授業も行う.
・電気基礎演習では授業中に演習プリントを自ら解く.
注意点:
<成績評価>小テスト(50%),課題やレポートの提出物の評価(50%)とし100 点満点で(D-1)を評価し,60点以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>水曜日 14:30~15:30,電気電子工学科棟 3F 鈴木教員室または古川教員室
<先修科目・後修科目>なし
<備考>授業場所が週によって教室や実験室のどちらで行うかが異なるので,集合場所を間違えないように注意する

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・オリエンテーション
・直流電気回路の復習演習
・本授業の目的と内容について理解をする.
・電気電子工学科の学科内容等について理解をする.
・抵抗計算,キルヒホッフの法則等の前期の電気基礎で学習した内容について計算ができる
2週 ・直流電気回路の復習演習解説 ・抵抗計算,キルヒホッフの法則等の前期の電気基礎で学習した内容について計算ができる
3週 ・電気電子に関する演示/体験実験 ・演示/体験実験で経験した現象について知り,電気電子工学について興味を持つ.
4週 ・電気基礎演習 ・電気基礎の演習問題を解くことができる.
5週 ・Little bitsによるもの作り体験1(作品アイデア考案) ・自らいくつかの作品アイデアを発想し,その中からベストなアイデアを選び具体化することができる.
6週 ・Little bitsによるもの作り体験2(作品づくり) ・5週めで発案した作品をLittle bitsを用いて製作できる.
7週 ・Little bitsによるもの作り体験3(作品の発表) ・6週めで製作した作品を発表することができる.
8週 ・電気電子に関するもの作り体験(静電気とコンデンサ) ・静電気実験や簡易コンデンサ製作を通じて,電荷やコンデンサの性質を知り,電気電子工学に興味をもつ
4thQ
9週 ・電気電子技術講義(電力の発生と送電について) ・発電や送電の技術について知り,電気電子工学に興味をもつ.
10週 ・電気基礎演習 ・電気基礎の演習問題を解くことができる.
11週 ・電気電子技術講義(AMラジオについて) ・AMラジオについてしくみを知り,電気電子工学に興味をもつ.
12週 ・電気電子に関するもの作り体験(ゲルマニウムラジオ) ・ゲルマニウムラジオを作り,動作させ,電気電子工学に興味をもつ.
13週 ・電気電子に関するもの作り体験(電流と磁気) ・電流と磁界を利用したもの作りを通じて,導体やコイルに流れる電流によって磁界が発生することや,磁界中を導体が運動をすると電流が発生することを知り,電気電子工学に興味をもつ
14週 ・電気基礎演習 ・電気基礎の演習問題を解くことができる.
15週 ・電気電子技術講義(身近な電気電子装置について) ・身近な電気電子装置について知り,電気電子工学に興味をもつ.
16週

評価割合

小テスト課題・レポート合計
総合評価割合50500000100
配点50500000100