プログラミング言語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 プログラミング言語Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:内山,河野,他「学生のためC」東京電機大学出版局,自作プリント参考書:B.W.カーニハン,D.M.リッチー「プログラミング言語C」共立出版
担当教員 宮嵜 敬

到達目標

C言語の基本的な命令の使い方を説明でき,それらを問題に応じて適切に使用したプログラミングや,外部データとの入出力をするファイル処理のプログラミングができる.また,ソーティングや数値計算の基本的な解法のアルゴリズムの説明とプログラミングができること.これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(C-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ファイルの入出力と数値計算C言語の基本的な文法を例題や演習問題のプログラム作成に利用できるとともに応用でき、ソートや数値計算の各種アルゴリズムについても応用することができる.C言語の基本的な文法を例題や演習問題のプログラム作成に利用でき,ソートや数値計算の各種アルゴリズムについてもプログラミングができる.C言語の基本的な文法を例題や演習問題のプログラム作成に利用できず,ソートや数値計算の各種アルゴリズムについてもプログラミングができない.

学科の到達目標項目との関係

(C-2) 説明 閉じる
産業システム工学プログラム 説明 閉じる

教育方法等

概要:
C言語の基本的な文法を例題や演習問題のプログラム作成に取り組みながら習得する.また,よく利用されるアルゴリズムについても文法の学習とともに行う.最終的には諸処の問題について効率の良いプログラミングができる能力を養う.授業では演習を多く取り入れ,プログラミングに慣れるように学習する.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題を課す.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として自ら予習・復習を行うとともに,与えられた課題等に取り組む.
注意点:
<成績評価>2 回の到達度確認試験の成績(70%)及びレポート(30%)の合計 100 点満点で(C-2)を評価し,合計の 6 割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,電気電子工学科棟3F 宮嵜教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>後修科目はプログラミング言語Ⅰとなる.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ファイルの入出力の基礎 ファイルデータの概念とファイルポインタについて説明ができる.
2週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング演習をする.
3週 入出力関数,ファイル処理 外部ファイルデータとの入出力とそのデータの演算・処理ができる.
4週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング演習をする.
5週 数値表現と誤差 コンピュータ内の数値表現と計算に関わる有効桁数と誤差の説明できる.
6週 乱数 擬似乱数とその生成方法について説明ができる.
7週 バブルソート、選択ソート、挿入ソート 各ソートのしくみど動作原理について説明できる.
8週 理解度の確認
4thQ
9週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング演習をする.
10週 シェルソート、クイックソート 各ソートのしくみど動作原理について説明できる.
11週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング演習をする.
12週 数値積分 各数値積分法のしくみど動作原理について説明できる.
13週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング演習をする.
14週 非線形方程式 非線形方程式の解を数値解法で求めるしくみと原理を説明できる.
15週 演習 演習例題,課題をC言語によるプログラミング
16週 達成度試験

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合7000300100
配点7000300100