到達目標
以下を満たすことで学習・教育目標の(D-1)の達成とする.
1. 各種材料に生じる電気的/磁気的なふるまいを理解し説明できること
2. 各種材料の作製・評価法を理解し説明できること
3. 技術者として適切な材料を選択し,利用するための基本的な考え方を説明できること
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
材料に生じる現象の理解 | 各種材料に生じる電気的/磁気的なふるまいを理解し,関連する応用問題を解ける. | 各種材料に生じる電気的/磁気的なふるまいを理解し説明できる. | 各種材料に生じる電気的/磁気的なふるまいに関する理解が不足し説明できない. |
材料の作製・評価法の理解 | 各種材料の作製・評価法を理解し,関連する応用問題を解ける. | 各種材料の作製・評価法を理解し説明できる. | 各種材料の作製・評価法に関する理解が不足し説明できない. |
材料を選択・利用するための考え方の理解 | 技術者として適切な材料を選択し,利用するための基本的な考え方を説明でき,応用できる. | 技術者として適切な材料を選択し,利用するための基本的な考え方を説明できる. | 技術者として適切な材料を選択し,利用するための基本的な考え方が身につかず,説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
(D-1)
説明
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産業システム工学プログラム
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教育方法等
概要:
電気電子分野で利用されている主要な材料について,電気的なふるまいがいかような機構に基づいて生じるのかを,これまで学んできた電磁気学等の基礎科目を振り返りながら学習する.併せて,それら材料のもつ特性や,製法,用途などについても学習する.
授業の進め方・方法:
① 授業開始までに動画コンテンツを視聴しながらノートを作成するとともに,「内容チェック」(穴埋め問題)に解答する.
② 授業には作成したノートを持参し,ノートを見ながら演習問題を解き,提出する.授業時間中は教員への質問,クラスメートとの相談等,積極的にコミュニケーションを取られたい.
③ 授業で解ききれなかった,または不正解となった課題は過去の動画を観ながら完答を目指し定期試験に備える.
この科目は学修単位科目であり,1週間あたりの①と③の合計時間は4時間とする.
注意点:
<成績評価>試験(70%)および演習問題(30%)の合計100点満点で(D-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>水曜日16:00 ~ 17:00,電気電子工学科棟1F 百瀬教員室.この時間に限らず,教員の都合を確認のうえ必要に応じて来室することを妨げない.
<先修科目・後修科目>先修科目は電磁気学Ⅱ,ならびに半導体工学となる.
<備考>この科目の理解には電磁気学,半導体工学で学んだ内容はもとより,化学,物理学の基礎知識が求められる.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
材料科学の基礎 |
原子間の結合方法や配列が説明できる.
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2週 |
導電材料 |
導電材料の特徴・種類・用途が説明できる.
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3週 |
抵抗材料 |
抵抗材料の特徴・種類・用途が説明できる.
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4週 |
誘電材料 |
誘電材料の特徴・種類・用途が説明できる.
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5週 |
誘電材料の応用 |
誘電材料の圧電デバイスおよび焦電デバイスへの応用について説明できる.
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6週 |
半導体材料 |
半導体材料の特徴・種類・用途が説明できる.
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7週 |
半導体材料の作製・評価 |
半導体材料(バルク・薄膜)の作製法および評価法が説明できる.
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8週 |
発光デバイス材料 |
発光ダイオードと半導体レーザの発光原理の違いや製法が説明できる.
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2ndQ |
9週 |
受光デバイス材料 |
半導体の光-電気変換の原理および受光デバイスに求められる材料の物性が説明できる.
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10週 |
磁性材料の物性 |
磁性体の種類および特徴が説明できる.
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11週 |
磁性材料 |
高透磁率材料および永久磁石材料の特徴と用途が説明できる.
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12週 |
超伝導材料の物性 |
超伝導の基本的性質,ならびに超伝導材料の特徴が説明できる.
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13週 |
超伝導材料の応用 |
超伝導材料の製法ならびに応用例が説明できる.
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14週 |
機能性炭素材料 |
炭素材料の種類,特徴ならびに用途が説明できる.
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15週 |
前期末達成度試験 |
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16週 |
授業内容のまとめ |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |
配点 | 70 | 0 | 0 | 30 | 0 | 100 |