到達目標
画像処理の中で,工学分野における基礎的技術の概要を把握する.これをもとに代表的な基本画像処理アルゴリズムを理解し,その一部を演習して体得する.これらの内容を満足することで,学習・教育目標(D-1)および(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
画像処理の基本アルゴリズム | デジタル画像処理の基本アルゴリズムが理解し,説明できる. | デジタル画像処理の基本アルゴリズムが理解できる. | デジタル画像処理の基本アルゴリズムが理解きない. |
画像処理の基本操作 | 画像処理のアルゴリズムに従って,簡単な画像処理を実行し,結果が理解できる. | 画像処理の簡単な画像処理が実行できる. | 簡単な画像処理が実行できない. |
学科の到達目標項目との関係
(D-2)
説明
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産業システム工学プログラム
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教育方法等
概要:
デジタル画像処理の基礎的な手法を学ぶとともに,一部のアルゴリズムにそって画像処理を実行し体験する.
本科目は,企業で画像処理装置の開発を行っていた教員が,その経験を活かし,画像処理の基礎アルゴリズムと実際について,実習を交えた講義形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
画像処理の基礎を学び,演習を行う.
課題についてレポート提出する.
なお,本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて自学自習時間60時間が必要となる.
注意点:
<成績評価>レポート(100%)で評価し,60%以上の達成度で合格とする.
<オフィスアワー>水曜日16:00~17:00,電子情報工学科棟4階 406教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<備考>演習のため,無線LANでネットワークに接続可能であるノートパソコンを使用する.Cygwinがインストールされるなど,C言語のプログラミングができる環境となっていること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
画像処理の歴史,画像処理の定義 |
コンピュータと画像処理の歴史を学び,その関係を理解する.
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2週 |
画像のデータ構成 |
画像の解像度,濃度の量子化,データ構成等を説明できる.
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3週 |
濃淡画像処理(1) |
画像の濃度値ヒストグラム,コントラストの改善等を理解し,説明できる.
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4週 |
濃淡画像処理(2) |
データ変換による濃度地変換を理解し,説明できる.
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5週 |
濃淡画像処理(3) |
画像の平滑化,先鋭化を理解し,説明できる.
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6週 |
濃淡画像処理(4) |
処理に応じた加重マトリックスを作成し,画像に空間フィルタリングを適用できる.
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7週 |
画像処理演習(1) |
濃度地ヒストグラムの取得,データ変換による濃度値操作を実行できる.
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8週 |
2値化画像 |
濃度値ヒストグラムなどを用いて,2値化しきい値が決定できる.各種2値化理論を理解し,説明できる.
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4thQ |
9週 |
画像処理演習(2) |
2値化理論を用いた画像処理が実行できる.
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10週 |
論理フィルタリング |
論理フィルタリングを理解し,膨張と縮小,細線化,特徴点の抽出等の処理法を説明できる.
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11週 |
計測処理(1) |
図形のラベリング方法を理解し,説明できる.
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12週 |
計測処理(2) |
図形の形状,重心点などの測定法を理解し,利用できる.
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13週 |
フーリエ変換 |
2次元フーリエ変換を理解し,説明できる.
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14週 |
画像処理システム |
画像処理システムの構成,ハードウエアを理解し,説明できる.
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15週 |
高速化処理パイプライン処理 |
画像の並列処理およびパイプライン処理を理解し,説明できる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
配点 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |