情報技術基礎

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 情報技術基礎
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書: 「よくわかる情報リテラシー」,岡本敏雄,技術評論社
担当教員 佐久間 敏幸

到達目標

基本的な情報処理手法,情報セキュリティ,その概要を理解できることを目標とする.授業内容を60%以上理解しその成果を表現できることで(C-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安(可)
情報リテラシー(1)コンピュータやネットワークの基本的な仕組みについて,十分良好に説明できる. コンピュータやネットワークの基本的な仕組みについて,良好に説明できる. コンピュータやネットワークの基本的な仕組みについて,概ね説明できる.
情報リテラシー(2)WWWや電子メールの仕組みを理解し,情報発信を十分良好ににできる. WWWや電子メールの仕組みを理解し,良好に情報発信ができる. WWWや電子メールの仕組みを理解し,情報発信を概ねできる.
情報リテラシー(3)ワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトを工学分野で十分良好に活用できるワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトを工学分野で良好に活用できるワープロ・表計算・プレゼンテーションソフトを工学分野で概ね活用できる
情報セキュリティーネットワーク上の任意の脅威を十分に理解してインシデント発生時の対応手順を説明できる。ネットワーク上の任意の脅威への対応手順を説明できる。ネットワーク上の脅威について少なくとも一つは説明できる。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 (C-2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
・現代のネットワーク社会を生き抜くのに必須となる,情報リテラシーを総合的に学習すること目的とする.
・一人一台のパソコンによる実習を中心に行うことが特徴である.
授業の進め方・方法:
・授業は実習を中心として行い、適宜、講義を行う.
・随時,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
注意点:
<成績評価>レポート(100%)で(C-1)を評価し,6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日14:30~15:00 この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<後修科目>フィジカルコンピューティング,プログラミング演習(M科),プログラミング言語Ⅰ(E科),情報処理(S科,C科)
<備考>授業後の復習やレポート作成に重点を置くこと.また,わからない点は質問するようにして,未解決のまま次回の授業に臨むことがないようにすること.時間外に行う実習やレポート作成が多くなるので,計画をしっかり立てること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,PCの基本操作,パスワード設定準備
長野高専におけるPC使用方法を理解し,PCの基本操作ができる.
2週 Webとメール、パスワード設定
メールの設定と,その送受信ができる.
3週 コンピューターの基礎
コンピューターの基本的な仕組みを理解する.
4週 インターネットの仕組みとwebシステム
インターネットの仕組みを理解し,webブラウザの基本的な使用ができる.
5週 情報の形態と収集の方法
情報の形態について理解し,PCを利用した情報収集ができる.
6週 文書作成および演習
文書作成の位置づけ,定義,構造等を理解し、短いレポート形式の文書をWordを使用して作成できる.
7週 文書作成および演習
文書作成の位置づけ、定義、構造等を理解し、短いレポート形式の文書をWordを使用して作成できる。
8週 データ処理および演習 情報のデータ化と分析の基本的な位置づけ、定義を理解し、Excelを用いたデータ処理ができる。
2ndQ
9週 データ処理および演習 情報のデータ化と分析の基本的な位置づけ、定義を理解し、Excelを用いたデータ処理ができる。
10週 プレゼンテーションおよび演習 プレゼンテーションの方法について、基本的なフローを理解し、PowerPointを用いたプレゼンテーションができる。
11週 プレゼンテーションおよび演習 プレゼンテーションの方法について、基本的なフローを理解し、PowerPointを用いたプレゼンテーションができる。
12週 セキュリティと法令 情報セキュリティの基本的キーワードが理解できる。
13週 ネットワークのセキュリティ 不正アクセス、ウィルスの脅威について理解し、その予防対策ができる。
14週 暗号と認証 暗号や電子証明書の基本的な仕組みを理解する。
15週 ボードゲームによるインシデントへの初動対応 インシデントに初動対応できる。
16週

評価割合

レポートその他合計
総合評価割合1000100
配点1000100