電気回路

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 電気回路
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『電気基礎1』,堀田栄喜,川嶋繁勝ほか9名著,実教出版.『電気基礎1・2演習ノート』,実教出版.その他(購入物品等):電卓(実験でも使用する).
担当教員 中山 英俊

到達目標

直流回路における電圧と電流の関係が説明でき,合成抵抗の計算ができ,キルヒホッフの
法則の方程式導出ができ,磁気および静電気についての基本的な事項の把握しそれらのい
くつかに対して説明できることで,(D-1)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
直流回路を中心に,電流・磁気および静電気まで幅広く,電気に関する基礎的な知識と技
術を学習し,実際に活用する能力を習得する.
授業の進め方・方法:
このために,演習を多く行い計算能力を付
け,並行して工学的考え方(工学の思想)を電気基礎の立場から学習し,図を多用して,
視覚的・物理的に物を考えながら学習して行く.
注意点:
中学校で行われた数学の知識があり,それを使える.また,1年で習う『電子制御工学実
験Ⅰ』,『基礎数学A』,『基礎数学B』の知識が必要となる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 「第1章 直流回路」:電気とは 電気についての概要を把握し,説明できる.
2週 電流・電圧・電位・電位差・電圧降下 電気の諸量の定義が説明できる.
3週 オームの法則・電気抵抗・コンダクタンス 法則の意味を説明でき,計算ができる.
4週 抵抗の直列接続・分圧 直列接続の合成抵抗を計算できる.
5週 倍率器 倍率器の説明ができ,計算ができる.
6週 抵抗の並列接続・分流 並列接続の合成抵抗を計算できる.
7週 分流器 分流器の説明ができ,計算ができる.
8週 直並列接続 複数の抵抗からなる回路の計算ができる.
2ndQ
9週 中間試験の復習,キルヒホッフの法則 法則を理解でき,方程式を立てられる.
10週 キルヒホッフの法則の演習(1) 各種回路で方程式を立てて,解ける.
11週 キルヒホッフの法則の演習(2) 各種回路で方程式を立てて,解ける.
12週 ブリッジ回路 ブリッジ回路を理解し,説明できる.
13週 電池の接続法 電池の接続について説明できる.
14週 電流の発熱作用 電流の発熱作用を理解し,問題を解ける.
15週 電力・電力量 電力・電力量の説明ができ,問題を解ける.
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 前期の復習・温度上昇・許容電流 許容電流についての説明ができる.
2週 電気抵抗・抵抗率・導電率・%導電率 電気抵抗用語を理解でき,問題を解ける.
3週 抵抗温度係数 抵抗温度係数を理解でき,問題を解ける.
4週 「第2章 電流と磁気」:磁石と磁気 磁気の概要を把握し,説明ができる.
5週 磁界の強さ・磁束密度・磁束 磁気の各用語を理解し,問題を解ける.
6週 電流による磁界 現象を説明でき,問題を解ける.
7週 電磁力 現象を説明でき,問題を解ける.
8週 コイルに働くトルク 現象を説明でき,問題を解ける.
4thQ
9週 中間試験の復習,磁性体・透磁率 磁性体についての説明ができる.
10週 電磁誘導・変圧器 電磁誘導の概要を説明できる.
11週 インダクタンス(自己・相互) インダクタンスを理解し,説明ができる.
12週 「第3章 静電気」:静電現象・静電力 静電現象を理解し,静電力を計算できる.
13週 電界・電界の強さ 電界について理解し,問題を解ける.
14週 電位・静電容量・誘電体 静電容量を理解し,問題を解ける.
15週 コンデンサ・コンデンサの接続 コンデンサ接続の合成容量を計算できる.
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000
前期中間達成度試験200000020
前期期末達成度試験200000020
後期中間達成度試験200000020
学年末達成度試験200000020
レポート000020020