到達目標
情報理論の応用分野が説明できること.情報源符号化の限界が理解できること.情報源符号化ができること.通信路符号化の限界が理解できること.通信路符号化ができること.これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(C-1)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
産業システム工学プログラム
説明
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(C-1)
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教育方法等
概要:
情報理論の中でごく初歩的な部分を扱う.情報を数学的に扱う方法を基礎に,情報を効率よく表現する方法や情報を間違いなく伝える方法について学ぶ.これらの技術が利用されているデータ圧縮とデータ通信分野の例を取り上げることにより,情報理論と世の中にある製品との結びつきを明確にする.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題を出す.
適宜レポート課題を課すので,期限に遅れずに提出すること.
注意点:
<成績評価>課題(20%),中間達成度試験(30%),学年末達成度試験(50%)の合計100点満点で(C-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,今年度の学級担任が代行する.ただし直接担当教員に連絡する場合には,電子メールで行うこと.
<先修科目・後修科目>先修科目は情報数理.
<備考>確率論が理解できていること.
(学修単位科目には、以下の記述を追加.時間は授業時間に応じて要変更)
なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報理論の概念,ディジタル情報への変換 |
ディジタル情報の概念,情報理論の応用分野,アナログからディジタル情報の作り方が理解できる.
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2週 |
条件付き確率,ベイズの定理 |
様々な確率が計算できる.ベイズの定理を使って様々な確率が計算できる.
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3週 |
情報源のモデル |
情報源の数学的モデル及び情報の数学的表現が理解できる.
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4週 |
符号化の基本,情報源符号化の限界 |
符号化の基本的な考え方が理解できる.良い符号の条件が理解できる.情報源符号化の限界が理解できる.
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5週 |
情報源符号:ハフマン符号 |
ハフマン符号の符号化方法が理解でき,符号化・復号化ができる.
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6週 |
情報源符号:ランレングス符号 |
ランレングス符号の符号化方法が理解でき,符号化・復号化ができる.
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7週 |
情報源符号:ZL符号 |
ZL符号の符号化方法が理解でき,符号化・復号化ができる.
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8週 |
情報符号化のまとめ,理解度チェック |
情報源符号化が理解できる.
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2ndQ |
9週 |
各種情報量 |
様々な情報量の意味が理解できる.
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10週 |
通信路のモデル,通信路符号化の基本,平均 |
通信路の数学的モデルと実際の通信路との関係,通信路容量の概念,通信路符号化の基本的な考え方,平均誤り率の意味と計算,通信限界の各概念が理解できる.
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11週 |
誤り検出と訂正,線形符号 |
誤り検出と訂正の概念が理解できる.任意符号の検出や訂正能力が求められる.任意符号の検出や訂正能力が求められる.線形符号が作れる.
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12週 |
ブロック符号 |
ブロック符号を利用し,情報を符号化・復号化できる.
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13週 |
巡回符号の基本,符号化 |
巡回符号を利用し,情報を符号化できる.
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14週 |
巡回符号の誤り検出 |
巡回符号を利用し,情報の誤りの有無が判断できる.
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15週 |
理解度チェック |
各概念が理解できる.符号化・復号・誤り検出ができる.
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16週 |
達成度試験 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | その他 | レポート | 合計 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 20 | 100 |
配点 | 80 | 0 | 20 | 100 |