建築計画

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 建築計画
科目番号 0016 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:内藤和彦編著「設計に生かす建築計画」学芸出版参考書:建築学会編「建築設計資料集成 総合編」丸善参考書:建築学会編「第3版 コンパクト建築設計資料集成」丸善
担当教員 西川 嘉雄

到達目標

建築を計画・設計する上での基本事項である「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を各種建物用途ごとに理解できる.さらに設計方法とプロセスを理解した上で設計へ具体的に実現できること.以上の内容を総合して評価し,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1住宅に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,図で説明することができ,設計に生かすことができる.住宅に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,説明する.住宅に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解していない.
評価項目2公共建築物に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,図で説明することができ,設計に生かすことができる.公共建築物に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,説明する.公共建築物に必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解していない.
評価項目3商業施設などに必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,図で説明することができ,設計に生かすことができる.祖遊行施設などに必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解し,説明する.商業施設などに必要な「空間の構成」「室の構成」「動線と機能」を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
各種建築物に必要な機能や平面計画に関する基礎知識学ぶ.その知識を利用して実際に建築空間を設計する理論と手法について習得する.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし.復習問題を出すので,期限に遅れず提出する事.既存の建築物の調査をするフィールドワークを行う.
注意点:
<成績評価>試験(80%)およびレポート課題(20%)の合計100点満点で(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,西川教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>後修科目は設計製図Ⅰ,建築法規, 建築環境, 建築史
<備考>身近な建物に興味を持ち観察することが必要である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 建築計画学の概要1 建築計画の重要性を説明できる.
2週 建築計画学の概要2 建物を企画・設計・施工・利用・改修・解体の一連のプロセスを説明できる.
3週 住宅の計画 住宅様式と諸室の必要最小限寸法と必要な機能を説明できる.
4週 集合住宅の計画 集合住宅の形式とその特徴および必要な機能を説明できる.
5週 福祉施設の計画 福祉施設,高齢者施設の概要と必要諸室や配置計画等を説明できる.
6週 病院の計画 診療所・病院の概要と必要諸室や配置計画とそれらの機能を説明できる.
7週 コミュニティ施設の計画 コミュニティ施設・公民館の必要諸室や配置計画等を説明できる.
8週 学校教育施設の計画 小中高校・保育園・幼稚園の必要な機能や諸室を理解し、配置計画等を説明できる.
2ndQ
9週 図書館の計画 図書館の必要諸室や配置計画等を説明できる.
10週 美術館・博物館の計画 美術館・博物館の必要諸室や配置計画等を説明できる.
11週 劇場の計画 劇場の必要諸室や配置計画等を説明できる.
12週 ホテルの計画 ホテルの種類・必要諸室や配置計画等を説明できる.
13週 オフィスビルの計画 オフィスビルの種類・必要諸室や配置計画等を説明できる.
14週 商業施設の計画 商業施設の必要諸室や配置計画等を説明できる.
15週 建築物調査 既存の建築物を調査し,建築計画の状況を説明できる.
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合8000200100
配点8000200100