到達目標
建設材料の応力とひずみ関係を図示でき,力学的特性を説明できる.ポルトランドセメントの種類,構成物質,特性を説明できる.アルカリ骨材反応を説明できる.配合設計を理解し,単位量の計算ができる.硬化コンクリートの特性,特徴,評価方法を説明できる.これらの内容を満足することで(D-1)および(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
建設材料の力学的特性 | 建設材料の応力とひずみ関係,力学的特性を説明できる. | 建設材料の力学的特性を説明できる. | 建設材料の力学的特性を説明できない. |
セメントの性質 | ポルトランドセメントの種類,構成物質,特性を説明できる. | ポルトランドセメントの特性を説明できる. | ポルトランドセメントの特性を説明できない. |
コンクリートの配合設計 | 要求性能に応じた配合設計ができる.単位量の計算ができる. | 単位量の計算ができる. | 単位量の計算ができない. |
硬化コンクリートの特性 | 硬化コンクリートの特性,評価方法を説明できる. | 硬化コンクリートの特性を説明できる. | 硬化コンクリートの特性を説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
土木構造物の主材料であるコンクリートを中心に,鋼材,木材,石材,高分子材料,および歴性材料の特性を把握し,構造物の設計の際に適用できる基礎知識を習得する.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし,授業内容に応じ演習問題を行う.
注意点:
<成績評価>年4回の定期試験(各25%)の合計100点満点で(D-1) および(D-2)を評価し,60点以上の評価が得られたものを本科目の合格者とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,遠藤教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>後修科目はコンクリート構造学Ⅰ,鋼構造学.
<備考>基本的な物理現象に対する知識が必要.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
土木材料の分類 |
土木構造物に適用される材料を分類し,その特徴を説明できる.
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2週 |
土木材料の力学的特性 |
土木構造物に適用される主としてコンクリート,鋼材の力学的特性を説明できる.
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3週 |
鋼の製造と形成 |
鋼材の製造法を説明できる.
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4週 |
鋼板 |
鋼の形成方法と形成された鋼の特徴を説明できる.
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5週 |
形鋼・平鋼 |
鋼板,形鋼・平鋼の特性を説明できる.
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6週 |
RC用鋼棒,PC鋼棒 |
RC用鋼棒,PC鋼棒の特性を説明できる.
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7週 |
その他の鋼材 |
ボルトナット,リベット,鋼矢板,鋼杭等の用途と特徴を説明できる.
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8週 |
コンクリート概説と組成 |
コンクリートを構成する材料を説明できる.
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2ndQ |
9週 |
セメントの製造 |
セメントの製造方法を説明できる.
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10週 |
セメントの種類と化学的性質 |
セメントの種類と特徴,セメントの構成成分の特徴、化学的性質を説明できる.
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11週 |
セメントの水和反応 |
セメントと水との水和反応を説明できる.
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12週 |
骨材に要求される性能と物理的性質 |
コンクリートに配合する骨材に要求される性能と物理的性質を説明できる.
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13週 |
混和材料,練り混ぜ水 |
混和材料(混和剤,ポゾラン等の混和材)の特性と練り混ぜ水に要求される条件を説明できる.
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14週 |
アルカリ骨材反応 |
コンクリートのアルカリ骨材反応を説明できる.
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15週 |
達成度の確認 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
フレッシュコンクリートの性質1 |
フレッシュコンクリートの性質を説明できる.
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2週 |
フレッシュコンクリートの性質2 |
フレッシュコンクリートの性質を説明できる.
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3週 |
配合設計概説 |
配合の表し方,配合条件を説明できる.
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4週 |
配合条件の設定 |
配合に影響を及ぼす項目を説明できる.
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5週 |
細骨材率による配合設計1 |
細骨材率により骨材量を制御する単位量の計算ができる.
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6週 |
細骨材率による配合設計2 |
細骨材率により骨材量を制御する単位量の計算ができる.
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7週 |
硬化コンクリート性質1 |
硬化コンクリート性質を説明できる.
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8週 |
硬化コンクリート性質2 |
硬化コンクリート性質を説明できる.
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4thQ |
9週 |
圧縮強度とセメント水比の関係 |
圧縮強度の試験方法と強度に及ぼす要因、セメント水比との関係を説明できる.
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10週 |
引張強度,曲げ強度 |
引張強度,曲げ強度の試験方法を説明できる.
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11週 |
レディミックストコンクリート,特殊コンクリート |
レディミックストコンクリート,特殊コンクリートの特徴を説明できる.
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12週 |
特殊な配慮を要するコンクート |
特殊な配慮を要するコンクートの説明ができる.
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13週 |
歴青材料 |
歴青材料の特徴を理解できる.
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14週 |
石材,木材,コンクリート工場製品 |
石材,木材,および各種コンクリート工場製品の特 徴を説明できる.
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15週 |
達成度の確認 |
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |