到達目標
3年次に修得した水理学的の基礎の上にたち,管路や開水路,更には地下水に至る流れの実際的な問題の理論的背景を説明でき,設計に必要な数値を算出できる.これにより学習・教育目標D-1,D-2の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | | | |
評価項目2 | | | |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
工学で実際に扱う管路,開水路,地下水等の問題に関する基礎知識を学び,演習問題を解くことを通して問題の解法を修得する.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,適宜,演習問題や課題を行う.
注意点:
<成績評価>年2回の学習到達度試験により100点満点で(D-1),(D-2)を評価する.ただし,各試験の重みは同じとする.評価結果60点以上を合格とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日,16:00~17:00,環境都市工学科,酒井教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は水理学I、後修科目は環境水工学、建設環境衛生学
<備考>3年次に学んだ水理学の基礎知識の上に積み重ねていくため,3年次の範囲を十分に理解しておく必要がある.演習の果たす役割も大きいので,講義ノ-トをとり復習して理解を確実にする努力が大切である.
なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間30時間が必要です.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
合流と分岐、管網 |
合流と分岐および管網の理論を学び演習問題を解くことが出来る.
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2週 |
サイホン、伏せこし |
サイホンの理論を学び演習問題を解くことが出来る.
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3週 |
発電水力、ポンプ揚水 |
発電水力、およびポンプ揚水に関する理論を学び演習問題を解くことができる.
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4週 |
水撃圧 |
水撃圧の理論を学ぶ.
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5週 |
流れの運動方程式・流速分布式 |
完全流体からレイノルズの方程式までの中で運動方程式に対する理解を深める.乱流における流速分布式の背景を学ぶ.相似理論から流速分布式を理解する.
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6週 |
開水路の基礎式・平均流速公式 |
開水路の基礎方程式を理解し、水路の設計にひるような所領の算出手法に慣れる.
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7週 |
常流と射流、跳水 |
常流と射流、跳水の理論を学び,演習問題を解くことが出来る.
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8週 |
理解度の確認(1) |
7週までの内容の理解度を確認する
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2ndQ |
9週 |
不等流の運動方程式 |
広幅矩形断面水路の水面形について理論的背景を理解し,水面形の判断手法を習得する.
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10週 |
開水路、河川の水面形 |
実河川の水面形計算法を理解し,実際の数値を用いて演習問題を解くことが出来る.
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11週 |
地下水の流速 |
地下水の水理の理論を理解する.
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12週 |
井戸の揚水量 |
井戸の理論を学び演習問題を解くことが出来る.
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13週 |
提体の漏水、河床暗渠、提体の浸潤 |
提体の漏水や河床暗渠の理論、堤防の浸潤について理解する.
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14週 |
抗力と揚力、流体流の物体に作用する力、波の分類 |
流体中の物体に働く力の理論を理解する.セイシュや津波の基本的な計算を行う.
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15週 |
理解度の確認(2) |
前期の内容の理解度を確認する
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |