到達目標
生態系の基本,ビオトープの基本を理解し,生物多様性やミティゲーションについて説明
できること.
これらの内容を満足することで,学習・教育目標(D-1),(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生態系における環境条件と生物群集との作用と反作用,種内関係と種間関係等の相互作用,それに伴う自然選択と生物分布を,十分に理解しており説明ができる. | 生態系における環境条件と生物群集との作用と反作用,種内関係と種間関係等の相互作用,それに伴う自然選択と生物分布について,基本的な項目理解している. | 生態系における環境条件と生物群集との作用と反作用,種内関係と種間関係等の相互作用,それに伴う自然選択と生物分布を理解していない. |
評価項目2 | 生態系の種類による物質循環の特徴を,十分に理解しており説明できる. | 生態系の種類による物質循環の特徴について,基本的な内容を理解している. | 生態系の種類による物質循環の特徴を,理解していない. |
評価項目3 | 自然環境を守るための法制度やビオトープのあり方について,十分理解しており説明できる. | 自然環境を守るための法制度やビオトープのあり方について,基本的な菜内容を理解している. | 自然環境を守るための法制度やビオトープのあり方について,理解していない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
生態学を基礎とし,自然環境におけるビオトープの必要性と理念を学び,その上で自然と
共生したまちづくり,川づくり,さらにこれらに係るビオトープ型志向の土木工学や都市
・農村づくりなどの計画・設計に応用できる基礎知識を得る.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題をだす.
・適宜,レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
注意点:
<成績評価>
・2回の到達度試験で評価する.ただし,各定期試験の重みは同じとする.
合計100点満点でD-1およびD-2を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格
者とする.
<オフィスアワー>
・放課後16:00~17:00,浅野教員室.この時間にとらわれずに必要に応じて来室してくださ
い.また,会議などで不在の場合があります.
<先修科目・後修科目>
・先修科目は,生物,地球環境学
<備考>
・動物・植物の分布,生態学,ビオトープと結びついた建設工法などの知識が大切である.
・なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
生態系の基本的構造 |
生態系の基本的構造が説明できる.
|
2週 |
生態系の種類と分布 |
生態系を区分でき,陸域生態系と水域生態系の特徴を説明できる.
|
3週 |
生態系機能と生態系サービス |
生態系サービスを区別でき,説明できる.
|
4週 |
生態系の個体と個体群(1) |
生物の分類ができ,生物種による成長曲線の特徴を説明できる.
|
5週 |
生態系の個体と個体群(2) |
生物の種内競争と移動・分散等による生存戦略を説明できる.
|
6週 |
生物群集と種間関係 |
生物の相互関係が区別でき,生態学的ニッチの意味を説明できる.
|
7週 |
生態系に対する理解度確認 |
各種生態系の構造や相互作用について理解していること.
|
8週 |
植生の生態遷移と里地里山(1) |
一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系の特徴を説明できる.
|
4thQ |
9週 |
植生の生態遷移と里地里山(2) |
一次遷移と二次遷移を理解し,森林生態系を保全する意義を説明できる.
|
10週 |
栄養段階と生態系ピラミッド(1) |
生態系におけるエネルギーフローを理解して説明できる.
|
11週 |
栄養段階と生態系ピラミッド(2) |
生態系における物質循環を理解しており,説明できる.
|
12週 |
生物多様性 |
希少種や指標種などの指標生物の種類を区別でき,説明できる.
|
13週 |
水域の富栄養化 |
水域生態系を例に,環境問題の現状と課題を説明できる.
|
14週 |
環境関連法 |
自然環境に関する法制度を理解し,代表的な環境関連法について説明できる.
|
15週 |
自然環境に対する理解度確認 |
自然環境における物質循環や環境問題について理解していること.
|
16週 |
|
|
評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |