測量学応用

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 測量学応用
科目番号 0052 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:大木正喜「測量学」,森北出版
担当教員 古本 吉倫

到達目標

単心曲線,クロソイド曲線および縦断曲線の設置計算ができる。基準点測量において,四辺形と三角鎖の調整計算ができる.測地成果2000を説明できる.以上により(D-1)および(D-2)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1路線測量に関する知識を正しく理解したうえで、曲線設置に関わる計算の導出方法を踏まえて説明ができる。路線測量に関する手順を理解し、曲線設置の計算方法ができる。路線測量に関する手順や曲線設置の計算方法を理解していない。
評価項目2基準点測量において、それに関わる計算の導出方法を踏まえて、四辺形と三角鎖の調整を説明できる。基準点測量において、四辺形と三角鎖の調整計算ができる。基準点測量において、四辺形と三角鎖の調整手順や方法を理解していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
距離測量,平板測量,トランシット測量,水準測量等を踏まえて,それらを組み合わせた応用測量,主として路線測量,基準点測量について学ぶ.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題をだす.
注意点:
<成績評価>前期中間試験(50%)と前期末試験(50%)を100点満点で評価し,60点以上をもって(D-1)および(D-2)の達成とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00 ~ 17:00,環境都市工学科棟3F 第1教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は測量学II.後修科目はなし.
<備考>2学年までに習得した距離測量,平板測量,トランシット測量,水準測量等の基本をしっかり身に付けておくことが大切である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 路線の曲線分類 ・平面曲線と縦断曲線について説明できる.
2週 単心曲線の偏角測設法(その1) ・単心曲線の偏角測設法による計算ができる.
3週 単心曲線の偏角測設法(その2) ・単心曲線の偏角測設法による計算ができる.
4週 単心曲線の種々の測設法 ・単心曲線の種々の測設法を説明できる.
5週 緩和曲線の測設(その1) ・クロソイド曲線の測設計算ができる.
6週 緩和曲線の測設(その2) ・クロソイド曲線の測設計算ができる.
7週 縦断曲線の測設 ・縦断曲線の測設計算ができる.
8週 道路の設計図 ・道路の設計図について説明できる.
2ndQ
9週 基準点測量概説 ・基準点測量について説明できる.
10週 偏心計算 ・偏心計算ができる.
11週 四辺形の調整(その1) ・四辺形の調整計算ができる.
12週 四辺形の調整(その2) ・四辺形の調整計算ができる.
13週 三角鎖の調整(その1) ・三角鎖の調整計算ができる.
14週 三角鎖の調整(その2) ・三角鎖の調整計算ができる.
15週 世界測地系と測地成果2000 ・世界測地系と測地成果2000について説明できる.
16週 達成度試験

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合1000000100
配点1000000100