到達目標
建築設計製図に関する基本的事項を理解し,それに基づいて作図ができる.課題のRC造建築物に必要な機能を満たすような設計ができること.作成した図面・パース・模型を使ってプレゼンテーションし設計主旨を伝えることができること.以上の内容を総合して評価し学習・教育目標の(D-1)および(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
建築設計製図の作図方法に関する事項 | 建築設計製図の作図方法を理解し,課題条件を満たした作図・模型作成ができ,提出期限内に提出できる. | 建築設計製図の作図方法を理解し,課題を提出期限内に提出できる. | 建築設計製図の作図方法を理解しておらず,課題を提出期限に提出できない. |
RC建築の設計に関する事項 | 課題のRC建築物に必要な機能・諸室を理解し,周囲の景観に配慮した設計ができる. | 課題のRC建築物に必要な機能・諸室を理解している. | 課題のRC建築物に必要な機能・諸室を理解していない. |
設計主旨を相手に伝える事項 | 設計主旨を図面や模型を使って、相手に理解できるように説明できる. | 設計主旨を図面や模型を使って説明できる. | 設計主旨を図面や模型を使って説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
RC建築物の設計を通して,建築設計の過程,製図の習得の他に自分のプランの特徴を相手に伝えることのできるプレゼンテーションの方法を習得する.企業で建築物の計画において環境の検討を担当していた教員が,その経験を生かしプランの計画・作図について実習形式で授業を行うものである.
授業の進め方・方法:
授業は資料取集・エスキス・作図・模型作成を各自が主体になって行う.授業開始時に資料取集・エスキス・作図・模型作成の方法と注意点について解説をしたのち各自課題作成を行う.
注意点:
<成績評価>図面と模型の完成度(100点満点)で評価する.ただし図面(RC建築物の平面図,立面図,断面図,矩計図)の重みは70%で,模型・パースの重みは30%とする.また,完成度の低いものは教員の判断により,再提出してもらう場合がある.以上の内容を総合して(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,西川教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は建築計画,設計製図Ⅰ,建築設計製図Ⅰ
<備考>図学と建築設計製図の基礎知識が身に付いていること.使用者の目線に立った設計を行うことが重要である.また作図はゆっくり丁寧に書く事,図面から空間を想像できるように心がけることが大切である.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
RC建築物の設計 |
課題の内容を理解し必要な資料を収集することができる.
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2週 |
エスキス1 |
設計課題の要求内容を整理し、資料収集や設計事例を参考にして設計方針をまとめる
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3週 |
エスキス2 |
設計方針を整理し,設計主旨・必要諸室・機能を検討し平面・立面プランをまとめる.
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4週 |
エスキスチェックと再検討 |
設計主旨を説明し,エスキスチェックを受ける.不十分な部分の資料等を収集する.
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5週 |
エスキス3 |
再度エスキスし最良のプランをまとめる.
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6週 |
平面図の作成1 |
意図した内容が伝わるよう平面図を作成できる
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7週 |
平面図の作成2 |
意図した内容が伝わるよう平面図を作成できる
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8週 |
平面図の作成3 |
立体的に建物をとらえ立面図を作図できる.
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2ndQ |
9週 |
立面図の作成1 |
立体的に建物をとらえ立面図を作図できる.
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10週 |
立面図の作成2 |
立体的に建物をとらえ立面図を作図できる.
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11週 |
断面図の作成 |
適切な位置の断面図を作図できる.
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12週 |
矩計図の作成 |
木造住宅の構造を理解し矩計図を作図できる.
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13週 |
模型作成 |
設計図をもとに模型を作成することができる.
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14週 |
模型作成 |
設計図をもとに模型を作成することができる.
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15週 |
プレゼン・合同講評会 |
作成した図面と模型を使って設計主旨や建物の特徴を相手に伝えることができる.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
配点 | 0 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |