到達目標
教科書:川上光彦『都市計画』,森北出版株式会社/参考書:竹内伝史ほか『交通工学』,鹿島出版
・都市計画のフレームが説明できる.
・地域地区制,都市交通計画,土地区画整理事業,都市再開発事業の必要性と定義を説明できる.
これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
都市計画の枠組み・近代都市計画・都市計画の流れ | 都市計画の経緯、意義、目的について具体的事例を挙げて説明できる。 | 都市計画の経緯、意義、目的について説明できる。 | 都市計画の経緯、意義、目的について説明できない。 |
土地利用計画・都市施設計画 | 土地利用計画および都市施設計画について具体的事例を挙げて説明できる。 | 土地利用計画および都市施設計画について説明できる。 | 土地利用計画および都市施設計画について説明できない。 |
都市開発の事業化 | 都市開発事業について具体的事例を挙げて説明できる。 | 都市開発事業について説明できる。 | 都市開発事業について説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
都市計画の意義・必要性,歴史,プロセスとフレームワークを把握する.また都市計画を構成する土地利用,都市施設計画,市街地開発事業など,都市計画事業に必要な専門用語,行政の仕組みと技術的手法についての基礎的な知識を身につける.
授業の進め方・方法:
・テキストを中心に適宜,都市計画に関する資料を用いる.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>2回の定期試験の合計100点満点で(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.各定期試験の重みは同じとする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,柳澤教員室.
<先修・後修科目>先修科目は計画数理学.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
都市計画の概要 |
都市計画の目的と対象を説明できる.
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2週 |
近代イギリスの都市計画の歴史 |
ウェルウィンの住宅地などを事例として,田園都市の内容を説明できる.
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3週 |
近代アメリカの都市計画の歴史 |
具体的な建築物の例を挙げながら近隣住区,衛星都市の内容を説明できる.
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4週 |
都市計画のプロセス |
住宅基盤の整備など都市計画事業化までのプロセスを説明できる.
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5週 |
経済水準を考慮した人口予測 |
人口分布予測法を理解し,説明できる.
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6週 |
コーホート法による人口予測 |
コーホート法を理解し,説明できる.
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7週 |
市街地面積の予測 |
用途別宅地の予測手法を理解し,説明できる.
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8週 |
都市計画区域 |
都市計画区域の決定条件を説明できる.
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2ndQ |
9週 |
市街化・市街化調整区域 |
区域区分の意義,建築用途規制などの決定条件を説明できる.
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10週 |
地域地区制 |
用途地域制の意義と内容を説明できる.
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11週 |
交通計画 |
交通調査および,交通需要推計の必要性とその手法を理解し,説明できる.
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12週 |
都市交通施設計画 |
宅地計画におけるラドバーン・システムの概念と歩者分離・歩者共存の考え方を説明できる.
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13週 |
都市交通運用方策 |
交通施設の有効利用方策を説明できる.
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14週 |
土地区画整理事業 |
減歩,換地による住宅地区の計画について説明ができる.
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15週 |
都市再開発事業 |
市街地高度利用による新住宅市街地開発の技法を説明できる.
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16週 |
15週以外で試験等を行う. |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |