到達目標
・交通計測および交通需要推計の役割を理解し説明できること.
・速度,交通量,交通密度の関係を理解し説明できること.
・交通容量の算定方法が説明できること.
これらの内容を満足することで,学習・教育目標の(D-1)及び(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 交通調査および交通需要推計を説明できる。 | 交通需要推計を説明できる。 | 交通調査および交通需要推計を説明できない。 |
評価項目2 | 交通速度と交通量の関係を説明でき、計算できる。 | 交通速度と交通量の関係を説明できる。 | 交通速度と交通量の関係を説明も計算もできない。 |
評価項目3 | 交通容量の説明と計算ができる。 | 交通容量の計算ができる。 | 交通容量の説明も計算もできない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
交通計画の必要性,交通計画のプロセス,交通の調査方法と交通需要の推定方法を理解し,交通計画を立案する上で必要な概念と基礎理論を得る.交通量・交通速度と交通施設容量を学習し,交通施設計画・設計に必要な技術的基礎力を身につける.
授業の進め方・方法:
・テキストを中心に適宜,交通工学に関する資料を用いる.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>2回の定期試験(80%)および4段階推計法の理解度テスト(20%)の合計100点満点で(D-1)及び(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.各定期試験の重みは同じとする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,柳澤教員室.
<先修・後修科目>先修科目は計画数理学.
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
交通計測 |
交通計画の必要性と,計画立案までの一般的な流れを理解し,説明ができる.
|
2週 |
交通計測の対象地域 |
ゾーニングを説明できる.
|
3週 |
交通の集計 |
トリップの集計方法を理解し,集計計算ができる.
|
4週 |
生成・発生集中交通量の推計 |
生成原単位を理解し生成交通量の推計ができ,原単位法と関数モデル法を理解し説明ができる.
|
5週 |
発生集中交通量の推計計算 |
発生集中交通量の推計計算ができる.
|
6週 |
現在パターン法による分布交通量の推計モデル
|
現在パターン法を理解し,説明ができる.
|
7週 |
重力モデルによる分布交通量の推計モデル
|
重力モデル法の特徴を理解し説明ができる.
|
8週 |
重力モデルによる分布交通量の推計計算 |
重力モデル法による分布交通量の推計計算ができる.
|
2ndQ |
9週 |
手段別交通量の推計モデルと推計計算 |
選択率曲線法と関数モデル法の特徴を理解し,手段選択交通量の推計計算ができる.
|
10週 |
配分交通量の原則と配分交通量の計算
|
配分原則を理解し,分割配分法によって交通量の配分計算ができる.
|
11週 |
交通量(Q)・速度(V)・密度(K)の関係 |
交通量(Q)・速度(V)・密度(K)の関係を導ける.
|
12週 |
K-V曲線,Q-V曲線,オキュパンシ
|
K-V曲線,Q-V曲線,オキュパンシの定義を説明できる.
|
13週 |
ランプ部,織り込み部の交通サービス
|
ランプ部,織り込み部のサービスを評価できる.
|
14週 |
信号交差点容量の補正計算 |
道路交通条件に基づく補正係数の算定ができる.
|
15週 |
信号交差点の交通容量算定 |
信号交差点の交通容量の算定ができる.
|
16週 |
15週以外で試験等を行う. |
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
|
|
2週 |
|
|
3週 |
|
|
4週 |
|
|
5週 |
|
|
6週 |
|
|
7週 |
|
|
8週 |
|
|
4thQ |
9週 |
|
|
10週 |
|
|
11週 |
|
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 100 |