到達目標
西洋の建築と日本の建築を建築に即して習得し説明できること. それぞれの時代によって、建築構造や建築材料やデザインが異なる点を理解し説明できること. 基本的な建築用語を建築形態に即して修得し, これらについて歴史的な流れに沿って説明できること. 以上の内容を満足することで, 学習・教育目標の(D-1),(D-2)の達成とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 西洋の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明でき,それぞれの特徴を図示できること. | 西洋の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明できること. | 西洋の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明できない. |
評価項目2 | 日本の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明でき,それぞれの特徴を図示できること. | 日本の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明できること. | 日本の建築史の時代ごとの建築構造・材料・デザインについて説明できない. |
評価項目3 | 建築史で用いられる建築用語を建築形態および歴史的な流れに沿って説明でき,具体的に図示できること. | 建築史で用いられる建築用語を建築形態および歴史的な流れに沿って説明できること. | 建築史で用いられる建築用語を説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築の歴史の基本的な事項を具体的な建築遺構に即して修得することを目的とする. 西洋建築の古代から現代まで、日本建築の古代から近代までを扱う。古典建築と近代建築との差異を西洋と日本に即して把握していくことが本授業の概要である.
授業の進め方・方法:
・授業は講義を中心とする.定期的に課題を課するので提出すること.西洋建築・日本建築のレポートをまとめ各自一回ずつ発表する.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>試験(70%),課題の平常点(15%),レポート(15%)の合計100点満点で(D-1)(D-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者をこの科目の合格者とする.
<オフィスアワー>原則として,毎週水曜日16:00~17:00,環境都市工学科,西川教員室にて対応する.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目は建築計画
<備考>様々な建物を積極的に見て,その造形美や建築の由来により建築史との結びつきを常に意識することが大切です.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
全体概要・建築の発生と発達 |
西洋・日本の建築史の概要と地域の特色の違いを説明できる.
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2週 |
古代:ギリシャ・ローマ |
キリシャ・ローマ建築の特長が説明できる.
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3週 |
中世1:ビサンチン・ロマネスク |
宗教建築の空間の特色を説明できる.
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4週 |
中世2:ゴシック |
尖りアーチ・フライングバットレスなどの要素と建築空間の特徴を説明できる.
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5週 |
近世1:ルネサンス |
パラディオの建築が説明できる.
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6週 |
近世2:バロック・ロココ |
劇的な効果を狙う手法について説明できる.
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7週 |
近世3:新古典主義 |
ネオクラシズムに発展した経緯を説明できる。
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8週 |
日本の古代1:神社建築 |
式年遷宮が説明できる.
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2ndQ |
9週 |
日本の古代2:仏事建築 |
法隆寺の境内と金堂が説明できる.
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10週 |
日本の古代3:都と住宅 |
都の構成が説明でる。
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11週 |
日本中世1:中世和様 |
霊山寺本堂などが説明できる.
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12週 |
日本中世2:大仏様・禅宗様 |
浄土寺浄土堂と円覚寺舎利殿.
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13週 |
日本近世:書院・数奇屋・茶室 |
書院造り桂離宮の諸相が説明できる.
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14週 |
近代建築 |
スチールの時代で建築がどのように変化したか説明できる。
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15週 |
日本近代の建築 |
辰野金吾の建築が説明できる.
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16週 |
達成度試験 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | 平常点 | レポート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 15 | 15 | 0 | 100 |
配点 | 70 | 0 | 15 | 15 | 0 | 100 |