国語ⅠA

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語ⅠA
科目番号 0001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語総合 現代文編』 大修館  稲賀敬二 監修 『新版三訂 カラー版新国語便覧』(第一学習社) 『常用漢字ダブルクリア三訂版』(尚文出版)    『基礎現代文 改訂版』(尚文出版) 国語辞典
担当教員 戸谷 精三

到達目標

「国語」の授業に臨む姿勢や学習活動に対する心構えを身につける.
 単語や文の単位に注意しながら、作品の音読ができるように努める.
 国語辞典や参考資料を参照しながら,作品の理解に努めるとともに作者について興味を持つことができるようになる.
 知的好奇心のもとに文学作品を読み,感想文として文章化できる.
このような内容を身につけることでA-1の達成と認定する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国際社会への対応が希求され,進展する情報化社会の中にあって,国語としての日本語について理解力と表現力を育む.
授業の進め方・方法:
近代,現代作家の作品を学習することを通して作品の理解力や鑑賞力を高めるとともに,語彙,表記法など国語に関する基本的な知識を身につける.知的好奇心のもとに文学作品を読むことを通して,語彙を豊かにし,表現力の涵養に努める.
注意点:
〈成績評価〉達成度試験4回、読書感想文等提出課題,授業における学習活動を総合して100点満点で評価して、達成度が60点以上の履修者に単位を認定する. 〈オフィスアワー〉12:00~12:50,管理・一般科棟2F国語教員室 この時間にとらわれずに必要に応じて来室してください. 出張等で不在の場合があります.〈後修科目〉 国語Ⅱ

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 国語入門 「国語」の学習方法、学習活動に対する心構えを身につける。
2週 他者を理解するということ 〈鷲田清一〉 「他者を理解する」という観点の大切さを知ることができる。
3週 メディアとしての顔 〈原島博〉 「顔」の働きについて考えを進め、整理することができる。
4週 羅生門 〈芥川龍之介〉 1 作品の描写をたどりながら,人物や情景を思い浮かべることができる.
5週 羅生門 〈芥川龍之介〉 2 作品の描写をたどりながら,人物や情景を思い浮かべることができる.〈承前〉
6週 羅生門 〈芥川龍之介〉 3 登場人物の心の推移を表現に即して読み取ることができる.
7週 羅生門 〈芥川龍之介〉 4 登場人物の心の推移を表現に即して読み取ることができる. 〈承前〉
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
2ndQ
9週  「美しさ」の発見について 〈高階秀爾〉 1 美しいと思ったものは、どのようなときに美しいと感じたのか説明することができる。 
10週  「美しさ」の発見について 〈高階秀爾〉 2 美しいと思ったものは、どのようなときに美しいと感じたのか説明することができる。 〈承前〉
11週  「美しさ」の発見について 〈高階秀爾〉 3 美しいと思ったものは、どのようなときに美しいと感じたのか説明することができる。 〈承前〉
12週 ヘンデルと力士 〈吉田秀和〉 1 音楽とその音楽が演奏される場面との関係について知ることができる。
13週 ヘンデルと力士 〈吉田秀和〉 2 音楽とその音楽が演奏される場面との関係について知ることができる。 〈承前〉
14週 ヘンデルと力士 〈吉田秀和〉 3 音楽とその音楽が演奏される場面との関係について知ることができる。 〈承前〉
15週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 一つのメルヘン 〈中原中也〉ほか 詩の表現に興味を持ちながら音読することができる. 詩の表現から情景を思い浮かべることができる.
2週  生きることと食べることの意味 〈福岡伸一〉 1 科学的評論文を読み、文章構成について話し合い、内容理解に努めることができる。
3週  生きることと食べることの意味 〈福岡伸一〉 2 科学的評論文を読み、文章構成について話し合い、内容理解に努めることができる。 〈承前〉
4週 高瀬舟 〈森鴎外〉 1 作品中の情景描写とその効果について考えを述べることができる。
5週 高瀬舟 〈森鴎外〉 2 肉親の命を奪うことになるまでの事情をまとめることができる。
6週 高瀬舟 〈森鴎外〉 3 肉親の命を奪うことになるまでの事情をまとめることができる。 〈承前〉
7週 高瀬舟 〈森鴎外〉 4 森鴎外について、文学史のうえでの業績に興味を持つことができる。
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
4thQ
9週 自分の考えを話そう 話題を選び、効果的に発表するために構成を工夫することができる。
10週 言葉についての新しい認識 〈池上嘉彦〉 1 文章中の難解な語句の理解に努めることができる。
11週 言葉についての新しい認識 〈池上嘉彦〉 2 日本語と他の言語とに存在する意味・用法の共有点や相違点について説明することができる。
12週 言葉についての新しい認識 〈池上嘉彦〉 3 文章構成について話し合いながら、内容理解に努めることができる。
13週 知識の扉  〈港千尋〉 1 文章構成の中で、段落ごとの役割について考えることができる。
14週 知識の扉  〈港千尋〉 2 身体と学び方の関係について考えることができる。
15週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合70010020100
配点70010020100