国語ⅠB

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 国語ⅠB
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語総合 改訂版 古典編』大修館書店 『〔新版三訂〕カラー版新国語便覧』第一学習社 『〈三訂版〉完全傍訳 やさしくくわしい古典文法』尚文出版 『常用漢字ダブルクリア〈三訂版〉』尚文出版 『新成現代文〈改訂版〉』尚文出版 古語辞典    
担当教員 戸谷 精三

到達目標

「国語」の授業に臨む姿勢や学習活動に対する心構えを身につける.
歴史的仮名遣いに注意しながら語句を調べるなど, 古語辞典の使い方を身につける.
作品を繰り返し音読したり,古語辞典,参考資料などを参照しながら内容を理解するよう努めることができる.
 知的好奇心のもとに文学作品を読み, 登場人物について興味を持つことができる.
このような内容を身につけることでA-1の達成と認定する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古典文学作品を興味を持って音読するとともに、作品の解釈を意欲的に進めることができる。古典文学作品の音読ができるようになり、作品を理解するよう努めることができる。古典文学作品の音読に難があり、作品に興味を持つことができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国際社会への対応が希求され,進展する情報化社会の中にあって,国語としての日本語について理解力と表現力を育む.
授業の進め方・方法:
古典分野の文学作品を音読したり,解釈することを通して,伝統的言語文化に対する基本的知識を身につける.
知的好奇心のもとに文学作品を読むことを通して,語彙を豊かにし,表現力の涵養に努める.
注意点:
定期考査4回, 読書感想文等提出課題, 授業における学習活動を総合して  100点満点で評価して, 達成度が60点以上の履修者に単位を認定する.
12:00~12:50,管理・一般科棟 3F戸谷教員室 この時間にとらわれずに必要に応じて来室してください. 

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 古文入門 〈1〉
児のそら寝     『宇治拾遺物語』
  猿、恩を知ること  『沙石集』
  古語辞典の使い方
歴史的仮名遣いに注意しながら, 作品を音読することができる.
2週 古文入門 〈2〉 歴史的仮名遣いに注意しながら, 作品を音読することができる.〈承前〉
3週 古文入門 〈3〉 古語と現代語との違いに留意しながら, 内容理解に努めることができる.
4週 古文入門 〈4〉 古語と現代語との違いに留意しながら, 内容理解に努めることができる.〈承前〉
5週 漢文入門 〈1〉
  漢文訓読のきまり
  訓読に親しむ
  故事成語
   蛇足 五十歩百歩 朝三暮四
短文で比較的平易な漢文の音読ができる.
6週 漢文入門 〈2〉 時代や, 社会を超えて, 継承された格言・成句や故事について理解を深めることができる.
7週 漢文入門 〈3〉 時代や, 社会を超えて, 継承された格言・成句や故事について理解を深めることができる.〈承前〉
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
2ndQ
9週 『徒然草』 〈1〉
   ある人、弓射ることを習ふに
   花は盛りに
作者のものの見方や考え方に触れることができる.
10週 『徒然草』 〈2〉
   ある人、弓射ることを習ふに
   花は盛りに 
作者のものの見方や考え方に触れることができる.〈承前〉
11週 『徒然草』 〈3〉
   ある人、弓射ることを習ふに
   花は盛りに 
作者のものの見方や考え方に触れることができる.〈承前〉
12週 文法指導 〈1〉 動詞の活用について, 理解することができる.
13週 文法指導 〈2〉 動詞の活用について, 理解することができる.〈承前〉
14週 文法指導 〈3〉 動詞の活用について, 理解することができる.〈承前〉
15週 『枕草子』 〈1〉
   春はあけぼの
   雪のいと高う降りたるを
作者の自然のとらえ方を整理することができる。
16週 『枕草子』 〈2〉
   春はあけぼの
   雪のいと高う降りたるを
作品中の人物の行動について理解することができる。
後期
3rdQ
1週 『十八史略』 〈1〉
  先従隗始 鶏鳴狗盗
音読を繰り返すことにより, 漢文の表現法に親しむことができる.
2週 『十八史略』 〈2〉
  先従隗始 鶏鳴狗盗
音読を繰り返すことにより, 漢文の表現法に親しむことができる. 〈承前〉
3週 『十八史略』 〈3〉
  先従隗始 鶏鳴狗盗
作品に登場する人物の行動を, 追想することができる.
4週 『十八史略』 〈4〉
  先従隗始 鶏鳴狗盗
作品に登場する人物の行動を, 追想することができる. 〈承前〉
5週 『平家物語』 〈1〉
  祇園精舎
語り物の特徴に留意しながら音読することができる.
6週 『平家物語』 〈2〉
  祇園精舎
作品に記されている歴史的事柄について,興味を持ちながら内容の理解に努めることができる.
7週 『平家物語』 〈3〉
  祇園精舎
作品に記されている歴史的事柄について,興味を持ちながら内容の理解に努めることができる. 〈承前〉
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して、作品の理解を深化させることができる。
4thQ
9週 文法指導 〈1〉 形容詞, 形容動詞の活用について理解することができる.
10週 文法指導 〈2〉 形容詞, 形容動詞の活用について理解することができる. 〈承前〉
11週 文法指導 〈3〉 形容詞, 形容動詞の活用について理解することができる. 〈承前〉
12週 唐代の詩文
  絶句 静夜思 送元二使安西
  春望 
  香炉峰下、新卜山居、草堂初成、偶題東     
 壁
漢詩の型式、技法などについて理解することができる。
13週 『伊勢物語』 〈1〉
  芥川 あづまくだり
物語を読んで, 登場人物の行動や心情について理解を深めることができる.
14週 『伊勢物語』 〈2〉  芥川 あづまくだり
物語を読んで, 登場人物の行動や心情について理解を深めることができる.〈承前〉
15週 『伊勢物語』 〈3〉
  芥川 あづまくだり
物語の中の和歌の表現技法について学び,作品の中における効果について興味を持つことができる.
16週 『伊勢物語』 〈4〉
  芥川 あづまくだり
物語の中の和歌の表現技法について学び,作品の中における効果について興味を持つことができる.〈承前〉

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力60000040100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000