国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B 改訂版下巻』大修館書店, 『精選古典B 改訂版』大修館書店,『新入試評論文読解のキーワード300改訂版』明治書院, 『常用漢字ダブルクリア三訂版』尚文出版, 『文章で理解する助動詞マスターワーク』, 『LT現代文3』数研出版  『新版四訂 カラー版新国語便覧』第一学習社, 国語辞典、 古語辞典
担当教員 曾田 友紀子

到達目標

現代文・評論―論理の展開や要旨を理解できる.
・小説―作品のあらすじを理解し,登場人物,情景,主題を把握できる.
・意見文ー書くことを通して自身と書き手の人柄を理解することができるようになる.
古典 ・語句の意味・用法が理解できる.
   ・作品の展開を大筋で理解できる.
以上を満足させることで,学習・教育目標A-1に至る一つの段階の達成と認定する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1評論を理解し,筆者の考えを説明することができる.評論の概要が説明できる.評論を理解することが難しく,大意を把握することができない.
評価項目2具体的経験に基づいた意見文を書くことができる.意見文を書くことができる.意見文を書くことができない.
評価項目3古典文学作品の理解を意欲的に進めることができる.古典文学作品に興味をもち,大意を理解するよう努力できる.古典文学作品に興味を持つことができず,古語辞典が引けない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:

授業の進め方・方法:
 古典を通して,伝統的言語文化に対する理解を深める.
 論理的文章を通して,筆者の考えを理解した上で,自身の意見や感想をもつ.学習を通して,語彙力,表記力の向上を目指す.
注意点:
〈成績評価〉定期考査,課題やノート提出等の学習活動を総合して100点満点で評価して、達成度が60点以上の履修者に単位を認定する.
〈オフィスアワー〉月・火・水の12:00~12:50,管理・一般科棟1F非常勤講師控え室 
 
〈先修科目〉 国語ⅠA 国語ⅠB 
〈後修科目〉 国語Ⅲ

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 『十訓抄』1 ・文法事項の復習,確認・助動詞の学習
2週 『十訓抄』2 同上
3週 『徒然草』1 同上
4週 『徒然草』2 ・物語の登場人物の心情や主題を考察できる.・物語の人物像をおおむね理解することができる
5週 『竹取物語』1 ・敬語の学習
6週 『竹取物語』2 同上
7週 『竹取物語』3 同上
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して作品理解を深化させることができる.
2ndQ
9週 『竹取物語』4 ・作品の主題や平安時代の貴族社会に関する理解を深める.
10週 漢詩1 ・絶句,律詩の復習
11週 漢詩2 ・作品を鑑賞する力を深める.
12週 漢文 故事・逸話1 ・返り点,書き下し文等の復習.
13週 漢文 故事・逸話2
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・語法、再読文字等の復習1
14週 漢文 故事・逸話3
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・語法、再読文字等の復習2
15週 漢文 故事・逸話4
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・文章を理解し,漢文の魅力に触れる.
16週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して作品理解を深化させることができる.〈承前〉
後期
3rdQ
1週 評論1 「味わう」という点で,動物と人間にどのような違いがあるか考えることができる.
2週 評論2 「味わう」という点で,動物と人間にどのような違いがあるか考えることができる.〈承前〉
3週 評論3 「味わう」という点で,動物と人間にどのような違いがあるか考えることができる.〈承前〉
4週 意見文を書く1 ・自身の主張を伝える文章を書くための準備ができる.
5週 意見文を書く2 ・各段落の小見出しと主題文を考え、構想を練る.
6週 意見文を書く3 ・ノートに下書きをする.
7週 意見文を書く4 ・原稿用紙に執筆する.
8週 作品理解向上学習 設定された課題を学習することを通して作品理解を深化させることができる.
4thQ
9週 意見文を書く5  原稿用紙の使い方を理解する.
10週 意見文を書く6 形式段落の作り方,文章の構成を考えながた推敲する.
11週 意見文を完成させる ・辞書をひきながら清書する.
12週 仲間の意見文を読む1 ・意見文を読み、その主張を理解できるようになる.
13週 仲間の意見文を読む2 ・自分と異なる意見や立場を理解し,疑問や感想を伝えることができる.
14週 仲間の意見文を読む3 ・他者の文章を読むことを通して,自分自身の理解を深める.
15週 自分の意見文を振り返る ・文章を書いたり読んだりすることの意義を理解することができる.
16週 設定された課題を学習することを通して作品理解を深化させることができる.

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合6004000100
配点60 04000100