国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 ①教科書『精選現代文B 新訂版』大修館、『精選古典B 改訂版』大修館 ② 国語便覧『新版四訂カラー版新国語便覧』第一学習社 ③問題集『テーマ別現代文ウィニングクリア2』尚文出版,『セオラム現代文2三訂版』京都書房 ④その他 『新入試評論文読解のキーワード300 改訂版』 ,『常用漢字ダブルクリア 三訂版』尚文出版,国語辞典,古語辞典 *②④は1年次と同じものを使用する。
担当教員 小池 博明

到達目標

1.論理的な文章の構成・展開や要旨をおおむね理解できる.
2.小説の主題をおおむね理解でき,登場人物の心情やものの見方を,表現に即して読むことができる.
3 よく知られた古文・漢文の内容をおおむね理解できる.
4 基本的な漢字や言葉の意味をおおむね理解できる.
以上を満足させることで,学習・教育目標A-1に至る一つの段階の達成と認定する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的文章の展開を理解し,要旨を把握できる.論理的文章の文意をおおよそ理解することができる.論理的文章が理解できない.
評価項目2小説について,作者の主題を理解することができる.小説について,作者の主題をおおよそ理解することができる.小説が理解できない.
評価項目3古典の基礎的な知識をいかして文意を理解し,興味をもつことができる.古典の基礎的な知識をいかして文意をおおよそ理解することができる.古典が理解できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・国際社会への対応が希求され,進展する情報化社会の中にあって,国語としての日本語について理解と表現力を育む.
・現代の論理的文章を学習することを通して,理解力を養うとともに,語彙や表記法など国語に関する基本的な知識を身につける.
・伝統的な言語文化に興味・関心を持ち、代表的な古典のものの見方を理解できる.
授業の進め方・方法:
・講義と,それに関わる 課題を課す.
注意点:
〈成績評価〉試験(80%)および課題など(20%)の合計100点満点で(A-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>月曜日放課後 16:00 ~ 17:00 一般科棟3F 小池教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目 国語ⅠA,国語ⅠB 後修科目 国語Ⅲ


授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 『伊勢物語』

・文法事項の復習,確認をする.
・歌の修辞や歌物語の表現を理解できる.
2週 『大鏡』1

・登場人物の心情を理解できる.
・平安時代の貴族社会についての理解を深める.
3週 『大鏡』2
4週 『平家物語』1
・和漢混淆文の特徴を理解できる.
・作品の主題を理解できる.
5週 『平家物語』2
6週 『平家物語』3
7週 漢文 漢詩

・返り点,書き下し文等の復習.
・漢詩の形式が理解できる.
・作品の主題が理解できる.
8週 漢文 思想1 ・文章を理解し,儒教の特色がおおむね理解できる
2ndQ
9週 漢文 思想2
10週 『源氏物語』1
・第一部,第二部のおおよそのあらすじが理解できる.
11週 『源氏物語』2
・登場人物の心情を理解できる.
・仮名文の表現の特徴を理解できる.
12週 『源氏物語』3
13週 俳句1 ・俳句の表現の特色が理解できる.
・作品の主題が理解できる.
14週 俳句2
15週 試験
16週 まとめと復習
後期
3rdQ
1週 ・評論① 1 ・論理的文章の大意,構成が理解できる.
・筆者の主張を理解できる.
2週 ・評論① 2
3週 ・評論① 3
4週 ・小説① 1 ・登場人物の心情が理解できる.
・作品の構成と主題が理解できる.
5週 ・小説① 2
6週 ・小説① 3

7週 ・小説① 4
8週 ・評論② 1 ・論理的文章の大意,構成が理解できる.
・筆者の主張を理解できる.
4thQ
9週 ・評論② 2
10週 ・評論② 3
11週 ・小説② 1 ・登場人物の心情が理解できる.
・作品の構成と主題が理解できる.
12週 ・小説② 2
13週 ・小説② 3
14週 ・小説② 4
15週 試験
16週 まとめと復習

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合8000020100
配点8000020100