国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 国語Ⅱ
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書『精選 古典B』大修館 『精選 現代文』大修館 その他 『四訂版 力を付ける現代文 ステップ2』数研出版  『増補四訂カラー版新国語便覧』第一学習社  『文章で理解する助動詞マスターワーク』数研出版  国語辞典 古語辞典
担当教員 曾田 友紀子

到達目標

1 論理的な文章の展開や要旨を理解できる.
2 自分の考えを伝える意見文を書いたり,他者の意見文の主旨を理解したりすることができる.
3 古文や漢文の単語や文法事項等を調べながら,文章の内容を理解できる.
以上を満足させることで,学習・教育目標A-1に至る一つの段階の達成と認定する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1評論等の筆者の主張を 的確に理解し,意見や感想をわかちあうことができる.評論等の筆者の主張をおおむね理解し,感想や意見を相応にもつことができる.文章の主題や大意が把握できず,意見や感想を伝えられない.
評価項目2具体的体験に基づき,自分の価値観や人柄を適切に表現することができる.テーマを意識した文章で,自分の意見をある程度書くことができる.自分の気持ちや考えを文章化したり,他者の文章の主旨を理解することができない.
評価項目3古典の基礎的な知識をいかして文意を理解し,興味をもつことができる.古典の基礎的な知識を復習しながら,古典の文意をおおむね理解できる.古典の基礎的な知識が身につかず、文章を理解したり興味をもつことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 近代,現代作家の作品を学習することを通して,読解力の基礎を固め,語彙・表記法,文章力など国語に関する基本的な知識の向上に努める.
 古典分野の文学作品を音読,解釈を通して伝統的言語文化に対する基本的な知識の向上に努める.
授業の進め方・方法:
テスト,課題提出状況等により100点満点で評価し,60点以上の履修者に単位を認定する.

注意点:
<オフィスアワー>月曜日放課後 16:00 ~ 17:00 一般科棟1F 曾田教員室.この時間にとらわれず必要に応じて来室可.
<先修科目・後修科目>先修科目 国語ⅠA,国語ⅠB 後修科目 国語Ⅲ


授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 『十訓抄』1
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・物語の登場人物の心情や主題を考察できる.
・物語の人物像をおおむね理解することができる.
2週 『十訓抄』2
(小テスト,プリント等による確認を含む)
同上
3週 『徒然草』1
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・文法事項の復習,確認
4週 『徒然草』2
(小テスト,プリント等による確認を含む)
同上
5週 『竹取物語』1 ・敬語の学習
6週 『竹取物語』2 同上
7週 『竹取物語』3 同上
8週 理解度の確認 ・これまでの理解度をはかる.
2ndQ
9週 漢文 故事・逸話1
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・返り点,書き下し文等の復習.
10週 漢文 故事・逸話2
(小テスト,プリント等による確認を含む)
・文章を理解し,漢文の魅力に触れる.
11週 漢文 故事・逸話3
(小テスト,プリント等による確認を含む)
同上
12週 漢文 故事・逸話4
(小テスト,プリント等による確認を含む)
同上
13週 伊勢物語1 ・歌の修辞や歌物語の表現を理解する.
14週 伊勢物語2 同上
15週 理解度の確認
16週
後期
3rdQ
1週 ・評論1 ・論理的文章の大意,構成が理解できる.
・筆者の主張をおおむね理解できる.
2週 ・評論2 同上
3週 ・評論3 同上
4週 ・意見文を書く1 ・自身の主張を伝える文章を書くための準備ができる.
5週 ・意見文を書く2 ・各段落の小見出しと主題文を考え、構想を練る.
6週 ・意見文を書く3 ・ノートに下書きをする.

7週 ・意見文を書く4 ・原稿用紙に執筆する.
8週 ・意見文を書く5 ・これまでの理解度をはかる。
4thQ
9週 ・友人の文章を読む1 ・仲間の文章を読み,各自の感想を伝え合う.
10週 ・友人の文章を読む2 同上
11週 ・評論4 ・評論を読み,今日的テーマに関する興味や理解を高める.
12週 ・評論5 同上
13週 ・評論6 同上
14週 ・評論7 同上
15週 理解度の確認
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合6000040100
配点6000040100