現代社会

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 現代社会
科目番号 0029 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 『現代社会』(東京書籍)、『新編 テーマ別資料 現代社会』(とうほう)、授業で配布するプリント。
担当教員 鬼頭 葉子

到達目標

本授業では,現代社会における問題や身近な出来事を取り上げ,倫理学や社会哲学をもとに,出来事の思想的背景も踏まえつつ,政治・法・経済・社会問題などについて学びます.それらの知識をもとに,どのような社会をつくっていったらよいか,自分で具体的な根拠をもとに考えられることによって,学習教育目標の(A-1)の達成とします.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1憲法と法の基本的な概念をよく理解し,明確に説明することができる.憲法と法の基本的な概念を理解し,説明することができる.憲法と法の基本的な概念について,理解・説明ができない.
評価項目2政治・社会問題をよく把握し,今後の社会の課題を自ら見つけ,解決策を提案することができる.政治・社会問題を把握し,社会にどのような課題があるか説明できる.政治・社会問題の把握・説明ができない.
評価項目3経済や財政の構造をよく理解し,説明することができる.経済や財政の構造を概ね理解し,説明することができる.経済や財政の構造について,理解・説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会が抱える政治・法・経済・社会に関する諸問題を取り上げ,それらの問題の思想的背景や歴史的背景にも注目しつつ学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業方法は講義を中心とし,ノートに講義内容へのコメントを記入して提出する.
注意点:
<成績評価>1回の中間試験(50%)と学期末試験(50%)の合計100点満点で(A-1)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.

<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,一般科棟3F西 鬼頭葉子教員室.

<先修科目・後修科目>先修科目は世界史および日本史,後修科目は倫理学となる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代社会の特質 少子高齢化,男女共同参画など日本の現代社会の問題について理解できる.
2週 民主政治の成立 民主政治の歴史的展開と立憲主義について理解できる.
3週 基本的人権の確立 人権概念の歴史的展開を理解できる.
4週 基本的人権の保障 日本国憲法における人権保障と国民の権利について理解できる.
5週 平和主義と安全保障 日本国憲法の平和主義と安全保障の関係について理解できる.
6週 選挙のしくみと課題 日本の選挙の方法と民意反映の仕組みを理解できる.
7週 民主政治と政治参加 主権者としてどのような社会を作っていくかを考えることができる.
8週 理解度の確認 第7週までの内容を適切に理解し表現できる。
2ndQ
9週 法の支配と人権 法とは何か,その概念を理解し説明できる.
10週 司法と人権 日本の司法制度と人権の関係について理解できる.
11週 他者との共生と人権 自分自身と他者の権利,少数者の権利について理解できる.
12週 市場経済のしくみ 価格の働きと市場の失敗について理解できる.
13週 政府の役割と財政 税金のしくみと所得の再配分について理解できる.
14週 日本社会と財政の課題 少子高齢化する日本社会の財政問題について理解できる.
15週 社会保障の役割 日本の社会保障(医療・年金など公的扶助)を理解し,その課題について考察できる.
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合7003000100
配点7003000100