英語IIIB(M)

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 英語IIIB(M)
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Science in Progress, DataBase4500
担当教員 小宮山 真美子

到達目標

 本授業の目的は、アメリカ国立学術文化研究機関であるスミソニアン協会がオンライン発行しているSmithsonian.comのSmart Newsから, 認知科学, 遺伝子工学, ロボット工学, 医療といった幅広い分野の記事を読み, 自身の興味関心に結び付けることで「英語を読んで考える力」を鍛えることにある.「プラスチックごみがバニラエッセンスに姿を変える」「まるであくびのように、スマホチェックも次々と伝染する」「ついに3Dプリンターから初の和牛肉が登場」などの記事を読みながら, テクノロジーがどのように我われの日常に関わっているか理解を深める. その上で, テクストの書き手の意向や主張を的確に解釈するのに必要な思考力を養い, 知的な回路を増強できるよう学習してゆく.
 また,英語での読解を理解しやすくするため, 前置詞, 複合名詞, 冠詞, 句読点, 接頭辞・接尾辞, 数量表現などの復習を行い, 科学的な英語表現の基礎的な運用力を鍛える. 加えて毎週DataBase4500に基づいた単語テストを行う. その上で内容について英語の質問に英語で答えることを通じて, 総合的なコミュニケーション能力の基本を身につける.以上により(F-2)の達成度を評価する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
新しく学ぶ英単語や熟語の意味を正しく理解し,運用することができる.新しく学ぶ英単語や熟語の意味のほとんどが言え, 書くことができる.新しく学ぶ英単語や熟語の意味を6割くらい言え, 書くことができる.新しく学ぶ英単語や熟語の意味の半分以下しか言えず, 書くこともできない.
新しい英文法を学び, 文章の意味を日本語訳できるようになり, またその文法を使って英作文が作れる.新しい英文法を使った文章の意味をほとんど日本語訳でき, またその文法を使ってほぼ完璧に英作文が作れる.新しい英文法を使った文章の意味を6割くらい日本語訳でき, またその文法を使って6割くらいの英作文が作れる.新しい英文法を使った文章の意味をほとんど訳せず, またその文法を使った英作文もほとんど作れない.
パラグラフや文章全体の内容を理解し, それに対して文化的・専門的な情報を収集し, 自分なりの視点から意見を述べられる.パラグラフや文章全体の内容をほぼ完璧に把握し, それに対して多角的視点から独創的な意見を述べられる.パラグラフや文章全体の内容を6割くらい把握し, それに対して自分なりの意見を述べられる.パラグラフや文章全体の内容をほぼ把握しておらず, それに対して意見も述べられない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
理工系分野を中心としたテクストを読み,多種多様な事象やユニークなものの見方に反応して内容の理解を深めるとともに, 自分なりの興味関心に結び付けることで「考える力」を鍛えることにある.テクストの書き手の意向や主張を的確に解釈するのに必要な思考力を養い, 知的な回路を増強できるよう学習してゆく.また英語の質問に英語で答えることにも力点を置き, 英語による総合的コミュニケーション能力の伸長を図る.
授業の進め方・方法:
・授業方法は座学を中心とし, クラス全体での英文解釈をする.
・適宜,課題プリント, ノートチェック, 単語テストを課す.
・Teams, GoogleClassroomを用いて資料配布, 課題の提出などを行う.
・課題は期限に遅れずに提出すること.
注意点:
・オフィスアワー:水曜日 14:30~16:00
この時間以外でも必要に応じて来室して下さい
先修科目は英語IIA、英語IIB、グローバルエンジニア基礎演習IIIである.
後修科目は英語IVである.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
Unit 1: Need a Creative Boost? Nap Like Thomas Edison and Salvador Dalí
・英語Ⅲの授業・学習方法について説明
・「創造性を高めたければ、エジソンやダリのように昼寝をしよう」に関する英文を読む
・「冠詞」の確認
2週 Unit 1: Need a Creative Boost? Nap Like Thomas Edison and Salvador Dalí 同上
3週 Unit 2: Curly the Curling Robot Can Beat the Pros at Their Own Game ・「カーリングロボットの「カーリー」はプロ相手の試合で大活躍」に関する英文を読む
・「句読点」(コロン, セミコロン, ダッシュ)の確認
4週 Unit 2: Curly the Curling Robot Can Beat the Pros at Their Own Game 同上
5週 Unit 4: Plastic Waste Can Be Transformed into Vanilla Flavoring ・「プラスチックごみがバニラエッセンスに姿を変える」に関する英文を読む
・「抽象名詞が普通名詞になるとき」の確認
6週 Unit 4: Plastic Waste Can Be Transformed into Vanilla Flavoring 同上
7週 復習 : Unit1~3 のグループ・プレゼンテーション これまでの学習内容を見直し, どのような内容が理解できたか/できなかったかの洗い出しをグループごとにプレゼンテーション形式で確認を行う.
8週 理解度の確認
2ndQ
9週 Unit 6: This Mushroom-Based Leather Could Be the Next Sustainable Fashion Material ・「キノコで創る人工レザーは次世代を担うサステナブルなファッション素材」に関する英文を読む
・「前置詞1」の確認
10週 Unit 6: This Mushroom-Based Leather Could Be the Next Sustainable Fashion Material 同上
11週 Unit 7: Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells ・「科学者はヒトの心臓細胞を使って泳ぐ人工魚を創り出した」に関する英文を読む
・「前置詞 2」の確認
12週 Unit 7: Scientists Build an Artificial Fish that Swims on Its Own Using Human Heart Cells 同上
13週 Unit 8: Research Shows Checking Your Phone Is Contagious Like Yawning ・「まるであくびのように、スマホチェックも次々と伝染する」に関する英文を読む
・「数量表現」の確認
14週 Unit 8: Research Shows Checking Your Phone Is Contagious Like Yawning 同上
15週 前期末達成度試験
16週 まとめと復習 これまでの学習内容を見直し, どのような内容が理解できたか/できなかったかの洗い出しをグループごとにプレゼンテーション形式で確認を行う.
後期
3rdQ
1週 Unit 10: Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air ・「ロボットはゆうゆうと30mジャンプして新記録をつくった」に関する英文を読む
・「数量表現」の確認
2週 Unit 10: Robot Jumps a Record-Breaking 100 Feet in the Air 同上
3週 Unit 11: Space Is Destroying Astronauts’ Red Blood Cells ・「宇宙飛行士の赤血球は宇宙で破壊されている」に関する英文を読む
・「複合名詞」の確認
4週 Unit 11: Space Is Destroying Astronauts’ Red Blood Cells 同上
5週 Unit 12: These Scientists Plan to Fully Resurrect a Woolly Mammoth within the Decade ・「マンモスを10年以内に完全復活させる計画が進行中」に関する英文を読む
・「複合形容詞1」の確認
6週 Unit 12:: These Scientists Plan to Fully Resurrect a Woolly Mammoth within the Decade 同上
7週 復習 : Unit7~9 のグループ・プレゼンテーション これまでの学習内容を見直し, どのような内容が理解できたか/できなかったかの洗い出しをグループごとにプレゼンテーション形式で確認を行う.
8週 理解度の確認
4thQ
9週 Unit 13: Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef ・「ついに3Dプリンターから初の和牛肉が登場」に関する英文を読む
・「複合名詞 2」の用語の確認
10週 Unit 13: Scientists Create First 3-D Printed Wagyu Beef 同上
11週 Unit 14: Scientists Unveiled the World’s First Living Robots Last Year. Now, They Can Reproduce ・「昨年発表された世界初の生体ロボット。今は子孫を残せることに」に関する英文を読む
・「接頭辞・接尾辞 1」の確認
12週 Unit 14: Scientists Unveiled the World’s First Living Robots Last Year. Now, They Can Reproduce 同上
13週 Unit 15: New Tech Can Distinguish Brushwork of Different Artists ・「筆遣いだけでその絵の作者を当ててしまう新技術」に関する英文を読む
・「接頭辞・接尾辞 2」の表現の確認
14週 Unit 15: New Tech Can Distinguish Brushwork of Different Artists
同上
15週 学年末達成度試験
16週 まとめと復習 これまでの学習内容を見直し, どのような内容が理解できたか/できなかったかの洗い出しをグループごとにプレゼンテーション形式で確認を行う.

評価割合

試験単語テスト授業参加態度課題合計
総合評価割合702055100
基礎的能力70200090
専門的能力00000
分野横断的能力005510