世界史

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 世界史
科目番号 0043 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『世界史 A』(帝国書院) 副教材:『最新世界史図説タぺストリー』(帝国書院)
担当教員 久保田 和男

到達目標

歴史上の国際情勢の大きな変化を理解できていること.世界の歴史地理的な基本的な知識
を理解していること.これらを満足することで,学習・教育目標の A-1 の達成とする. 

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
今日の国際社会がいかなる過程を通じて形成されたのかを理解する.良く理解できている標準的に理解できているあまり、よく分かっていない。
西欧近代文明社会の形成と問題点を学習する.良く理解できている標準的に理解できている説明できない。
産業の発達と社会変動との関係を理解する. よく理解出来ている標準的に理解出来ている説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1,今日の国際社会がいかなる過程を通じて形成されたのかを理解する.
2,西欧近代文明社会の形成と問題点を学習する.
3,産業の発達と社会変動との関係を理解する. 
授業の進め方・方法:
講義方法は、講義を中心とする。適宜、課題を課すので期限に遅れず提出すること。
注意点:
成績評価     
4 回の定期試験の成績と授業に取り組む姿勢で総合的に評価し,合計の 6 割以上を獲得した者を,A-1 を達成したものとして,この科目の合格者とする.ただし、授業への取り組む姿勢については、ノート点検によって評価する. 

オフィスアワー     
毎週月曜日 16:00ー17:00 一般科棟 1F 東 社会科教員室2
この時間にとらわれず必要に応じて来室してください.
 
後修科目は、日本史っである.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 世界史の学び方/地球上に現れた人類と文明 歴史や世界史の学習の目的を理解する. 
2週 四大文明 特にオリエント地域の文明の詳細について知る.
3週 ギリシャとローマ ヨーロッパ世界の源流としての文明を理解する。
4週 西ヨーロッパの中世からルネサンス 中世からルネサンスへの歴史的な動きを理解する。
5週 宗教改革と大航海時代 世界の一体化のきっかけを理解する。
6週 新たな国際秩序の形成。 主権国家体制の確立という観点から理解する。
7週 アジアの市場に参入するヨーロッパ アジア諸国と前近代における関係を理解する。
8週 理解度の確認 これまでの授業内容の確認をする。
2ndQ
9週 アメリカ独立革命とフランス革命 北米における植民地と独立の理念、フランス革命の広がりなどについて理解する。
10週 フランス革命の終わりとナポレオンのヨーロッパ支配 フランス革命の理想と現実を知る。
11週 産業革命という名の大変革 産業革命の背景と社会との関係を知る。
12週 資本主義の発展と社会主義運動の発生 19世紀の資本主義社会における光と影を知る。
13週 自由主義・ナショナリズムの発展 貴族制・君主制の民主化と国民国家の成立について知る。
14週 イギリスとフランス ビクトリア時代と第二帝政について知る。
15週 ドイツの統一とロシアの改革 ドイツ帝国とロシア帝国の形成と発展を知る。
16週
後期
3rdQ
1週 19世紀のアメリカと南北戦争 西部開拓・奴隷制問題・戦後の発展について理解する。
2週 第二次産業革命と大衆文化のはじまり 科学技術の急速な発展にともなう大衆社会の成立について知る。
3週 帝国主義の時代と東アジアの大変動 西洋の衝撃によって変化を強いられる東アジア諸国について知る。
4週 第一次世界大戦のはじまり 帝国主義戦争としての世界大戦を理解する
5週 第一次世界大戦とロシア革命 第一次世界大戦の特色と社会主義革命について
6週 ベルサイユ体制とワシントン会議 ウィルソンの理想と現実、アメリカ中心の世界のはじまり。
7週 アメリカ合衆国の黄金の20年代
8週 理解度の確認 これまでの授業内容の確認をする。
4thQ
9週 民族自決をもとめて インド・中国における半植民地闘争を理解する
10週 世界恐慌とファシズムの台頭 大恐慌による失業者がファシズムの台頭を生んだ過程を知る。
11週 満州事変と日中戦争 満州事変・日中戦争の背景となった日本社会の状況についてしる。
12週 第二次世界大戦の始まり 各国の大戦への関わりと戦争目的を知る。
13週 第二次世界大戦の経過と終結 大戦の帰趨について大局的に知る。
14週 冷戦のはじまり 核軍拡競争を背景とする冷戦構造を理解し、科学技術の発展の背景を知る。
15週 冷戦の終わりとグローバル化 グローバル化の実態と未来を考える。
16週

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合7003000100
配点7003000100