倫理学

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 倫理学
科目番号 0053 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:鬼頭葉子著『技術の倫理-技術を通して社会がみえる-』ナカニシヤ出版,2018年
担当教員 鬼頭 葉子

目的・到達目標

技術とはなにか,思想史的背景を理解すること,具体的な技術の内容とその倫理学的課題について説明できること,技術開発および技術者に求められる倫理的要件について自身の考えを倫理学的に整理すること.以上の内容をとおして学習・教育目標(B-1)及び(B-2)の達成を評価する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術発展の歴史的経緯をよく理解し,明確に説明することができる.技術発展の歴史的経緯を基本的に理解し,説明することができる.技術発展の歴史的経緯を理解・説明できない.
評価項目2技術が社会や自然環境に与える影響をよく理解し,明確に説明することができる.技術が社会や自然環境に与える影響について基本的に理解し,説明することができる技術が社会や自然環境に与える影響について理解・説明できない.
評価項目3今後の技術展開および技術者のあるべき姿について,自らの考えを明確に記述することができる.今後の技術展開および技術者のあるべき姿について,自らの考えを記述することができる.今後の技術展開および技術者のあるべき姿について,自らの考えを記述することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では,技術および倫理とはなにか,思想史的定義を理解する.また,様々な事例を倫理学的に考察し,技術が社会や自然環境に与える影響や,技術者の倫理的行為について学ぶ.
授業の進め方と授業内容・方法:
授業方法は講義を行いつつ,倫理的事例や思考実験などを用いて学生の発話を促す.学生は発言を行うとともに,ノートに倫理的事例や思考実験への各自の見解,また同級生の発言などへのコメントを記入し,提出する.

なお,この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価>1回の中間試験と平常点(50%)、学期末試験と平常点(50%)の合計100点満点で(B-1)(B-2)を評価し,合計の6割以上を獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>放課後 16:00 ~ 17:00,一般科棟3F西 鬼頭葉子教員室.
<先修科目・後修科目>先修科目は世界史,日本史および現代社会.

なお、本科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要です.

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 倫理とは何か(1) 古代ギリシャ哲学を中心に,倫理学の基本概念を理解できる.
2週 倫理とは何か(2) 啓蒙思想を中心に,倫理学の基本概念を理解できる.
3週 倫理とは何か(3) 功利主義思想を中心に,倫理学の基本概念を理解できる.
4週 倫理とは何か(4) 正義論など現代倫理思想の基本を理解できる.
5週 工学技術とは何か(1) 技術発展と歴史的経緯について説明できる.
6週 工学技術とは何か(2) 工学という学問の成立背景について説明できる.
7週 技術に関わる倫理的問題(1) 技術開発と環境倫理の関係を理解できる.
8週 理解度の確認 7週までの内容を理解し,適切に表現できる。
4thQ
9週 技術に関わる倫理的問題(2) 技術開発と動物倫理の関係を理解できる.
10週 技術に関わる倫理的問題(3) 技術開発とデュアルユースの関係を理解できる.
11週 技術に関わる倫理的問題(4) 技術開発とグローバルな正義の関係を理解できる.
12週 技術に関わる倫理的問題(5) 技術開発と生命倫理の関係を理解できる.
13週 技術の可能性と社会との関わり(1) 人工知能の社会的影響について説明できる.
14週 技術の可能性と社会との関わり(2) 技術利用と社会における合意形成の関係を理解できる.
15週 技術の可能性と社会との関わり(3) 技術開発と政治経済との関わりについて理解できる.
16週 学期末達成度試験

評価割合

試験小テスト平常点レポートその他合計
総合評価割合8002000100
配点8002000100