中国語Ⅱ

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 中国語Ⅱ
科目番号 0054 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 一般科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:『日常会話で学ぶ初級中国語』張淑華 ほおずき書籍出版 2017 参考書:『日中大辞典』、『中日大辞典』等
担当教員 張 淑華

到達目標

ピンインと声調符号をよく理解し、基礎発音を正確に認識し読めること。繰り返し練習することにより、自己紹介等の内容について聞きとり、流暢且つ正確に会話できること。使用頻度の高い単語を約350語を習得して、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の四つの基礎的な力が身につくことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1基礎的な発音、声調符号を理解、区別できるばかりでなく、発音が正確である。基礎的な発音、声調符号を理解、区別できる。発音が殆ど正確である。基礎的な発音、声調符号を理解、区別できない。発音が殆ど不正確である。
評価項目2とても積極的に練習や会話に参加し、辞書の引き方も良く分かる。積極的に練習や会話に参加し、態度が良い、辞書の引き方が大体分かる。積極的に練習や会話に参加しないし、態度も良くない。辞書の引き方が殆ど分からない。
評価項目3自己紹介の聞きとりと会話が上手であり、進んで会話もできるし、レポートも良くまとまる。自己紹介の聞きとりと会話が殆どできる。レポートの内容も良く分かる。自己紹介の聞きとりと会話が殆どできない。レポートも良くまとまらない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中国語Ⅰを履修した学生を対象とする。前期の基礎を踏まえ、語彙の量を増やしながら、少しずつ複雑な会話や文法等を学習し、理解する。説明や比較によって、両国の漢字のずれや違い等を区別でき、レベルアップを求める。中国の伝統文化や食文化等について講義で学び、さらに実践を加えることにより異文化に対する理解を深めていく。
授業の進め方・方法:
初回のみ前期のピンインを復習し、中国語概論(両か国漢字の比較も)を行う。その他の講義では前半は新しい内容、読み方や意味などを説明し、後半は復習、発音と会話の練習を行い,最後に習得状況を確認する。授業内容の中で、漢字のずれと比較、文法、表現や意味の違い等を説明したり、発見してもらったりすることにより、記憶を強める。宿題をチェックし、ミス等について説明する。
注意点:
成績はトータルで評価する為、1、宿題と授業中の確認テスト(20点)2、出席状況と態度(20点)3、口頭試験(20点)4、筆頭試験(20点)5、レポート(20点)     合計100点満点で評価し,60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 前期のピンイン等の復習、中国語概論(漢字の比較等も)
正確な基礎発音や簡単な中国語会話ができる。ピンイン、声調や漢字の違いが区別できる。
2週 第一課 出迎え          語彙や挨拶表現等 
語彙を増やし、いろいろな挨拶用語を身に付け、挨拶表現を正確に使い分けられる。
3週 第二課 自己紹介       
語彙、数字や年齢の言い方、初対面の挨拶等 
数字を使って、年齢や誕生日の会話ができ、初対面の挨拶を覚え、自己紹介も正確に表現できる。
4週 第三課 車内の会話       語彙、家族構成の会話等 
中国の複雑な家族と親戚の呼称を学習し、必要な呼称を使い分けられ、家族を紹介できる。
5週 第四課 ホームスティー先にて  語彙、助詞、補語、助数詞 
補語の文法上の位置や助数詞の使い方等を理解する。
6週 第四課と第五課 山水画の鑑賞  語彙、医者にかかる時の会話、様態補語や使役表現等
医者にかかる時の基礎会話を身に付け、読めるまで練習する。助詞や使役表現を理解する。
7週 第五課 山水画の鑑賞      語彙、漢字の比較、褒める時の表現等  
謙遜と褒める表現を覚え、互いに褒められる。
8週 第六課 レストランにて     前置詞や禁止の表現や位置等
前置詞や禁止の表現方法を理解し、正しく使える。
4thQ
9週 第六課と第七課 朝食      漢詩の説明と朗読、心理動詞、助数詞、副詞の使い方や役割等
漢詩の特徴を理解し、朗読できる。品詞の役割や使い方が分かる。
10週 第七課 朝食          声調の変化、時間の表現等
声調の変化を理解し、時間や時刻を表現できる。特に特別な表現を覚える。
11週 ワンタン作り(時間が少し足りないかもしれないので、第四時限も少し利用したいです)
中国の食文化に触れることにより、伝統文化や語学に対する興味が湧き、異文化理解を深める。
12週 第八課 昼食          アスペクト、文型等を説明し、二十四節気の立春の風俗習慣を紹介する           
文法や文型等を理解し、長い文を自分で作成できるようになる。
13週 第八課と第九課 ブティックにて 曜日や注文時の表現、助動詞の使い方を説明する。           
曜日の言い方と判断文を詳しく理解し、マスターする。
14週 第九課 ブティックにて     年齢の聞き方について説明し、漢詩の朗読もする。         
年齢の聞き方を理解し、使い分けられる。漢詩の朗読も上手にできる。
15週 後期内容の復習とまとめ
口頭試験内容の練習や文法のまとめを通して、レベルアップを求める。
16週 後期期末試験
後期授業内容に対する理解力、分析力、活用度と達成度を確かめる。

評価割合

口頭試験筆頭試験出席状況(平常点)レポートその他(宿題)合計
総合評価割合2020202020100
配点2020202020100